世の中の多くの人が「不倫をしてはいけない」と考えている。
そしてその事実を知っているからもし自分が不倫をしていても堂々と人前で話すような事はない。
ところが「幸せを感じている」その気持ちは誰かに言いたくなる。
自分か感じている幸せに共感して欲しかったり実感したいから。
不倫をしながらも、幸せを感じている時はどうしたら良いんだろう。
不倫の事は隠して幸せである事は主張する?
そんなことしてたら怪しまれるだろうに。
きっと止められないんだと思う。
だって私達は幸せになる為に生きているんだから。
今回は不倫がどれだけ批判されようとも幸せを感じてしまう心は止められない理由を伝えたい。
恋する幸せ。禁断の果実。
恋が上手くいっている時、人は幸せを感じます。
上手くいかない時はその真逆。
絶望的な感情になったりします。
ところが再び上手くいくようになると幸せは飛躍的に大きくなる。
普通に恋の幸せよりも、上手くいかない状況から上手くいった時の幸せの方が大きかったりする。
普通に恋をして、それが実るよりも、いくつもの困難を乗り越えて実った恋の方が幸せを感じる人もいる。
不思議なもので、「恋する幸せ」の大きさは実るまでのハードル高さによって変わる。
大事に育てていたけど、恋が実った達成感から燃え尽きてしまう人もいる。
「恋を実らせるまで」に多くの幸せを感じて、実ってからは次第に幸せが小さくなっていくタイプ。
恋をする事で感じる幸せの大きさは人それぞれであり、実るまでの過程もそれぞれです。
その中のひとつに「不倫」がある。
多くの人が批判する「いけない事」だとわかっているのに、どうしてか「恋する幸せ」を感じる。
恋の形はいくつもあって、その中で最も幸せを感じるのが不倫なのに、人々からはバッシングの嵐。
じゃあ無理してでも違う恋をするしかないのだろうか。
幸せを感じない恋をする意味はどこにあるんだろう。
不倫を正当化しようとは思わないしけど、恋する幸せを不倫からしか感じられない人は、他にどんな恋をすればいいんだろう。
好きになった相手に妻や夫がいた。
その相手と恋をしたら不倫と言われ叩かれるし拒絶される。
普通に恋をしているつもりでも、後から深刻な問題がいくつも出てくる。
「普通の恋じゃない」と意識せざるを得ない。
「恋する幸せ」ってもっとシンプルな気がする。
誰かの憎しみを生むのが恋じゃない。
不倫と恋する幸せを一緒に考えちゃいけないのかもしれない。
「恋をする」ってもっと幸せなものであってほしい。
私の中で「恋」は幸せを共有しながらも相手へのリスペクトが常に必要で、日々の生活を心から支えてくれる存在であり、相手を独り占めしたくなる衝動です。
独り占め出来ない人を好きになってしまうのは辛い。
不倫って辛い事ばかりな気がする。
そこに恋する幸せは本当にあるんだろうか。
相手を独り占め出来ない恋は実らない。
だから禁断の果実なんです。
心はいつも正直なのです。
独り占め出来ない相手を好きになってしまって、自分でも独り占め出来ない事をわかっているのに、心は正直です。
恋は目に見えるものじゃなくて、自分の心の欲求みたいなもの。
そんな心の欲求である恋の条件に「独り占めしたい衝動」が入っているんだから止めようがない。
わかっていても、我慢しようとしても、独り占めしたいんです。
「わかってる」や「諦める」と一度は口に出しても、心までは届かない。
恋をした時点で独り占めしたい衝動は止めようがない。
不倫だとわかっていても、諦めたつもりでも、心だけは恋をしたまま突っ走っていく。
不倫をやめたいなら、恋そのものをやめるしかない。
もちろん恋のやめ方的なマニュアルはありません。
そのスイッチがあるのは心の中です。
自分では押したくても押せないんです。
相手を嫌いになろうと思っても、それが出来なくて辛くなる。
結局「それでも好きだ」と思ってしまう。
だから不倫はやっぱり辛い。
恋の最大の衝動である「独り占め」を止めなくてはいけないから。
独り占め出来ない恋なんて恋じゃない。
それが出来ないのに「恋は実った」と思っていても、何度も独り占めしようとする。
心はいつでも正直なんです。
恋をしている時は特に正直になりますなぁ。
※不倫の自覚は持っている。
どんなに普通の恋をしているつもりでも、どちらか片方は必ず「不倫をしている自覚」があります。
相手に独り占め出来ない事実を伝えていても、そうでなくても、必ずどちらか一方は「不倫をしている」という自覚を持っています。
もし、相手に不倫の事実を黙っているのなら、それは「独り占め出来なくなる」からです。
不倫だとわかっていても相手に近づくのは「独り占めしたい」からです。
自覚があっても心の衝動だから止めようがない。
それなのに頭では「不倫はいけない事だ」とわかっている。
自覚はあるんです。
不倫である事を伝えないで黙っている人がいるのは恋をしているからです。
不倫である事を伝えたら相手を「独り占め出来なくなる」かもしれないから。
結婚している相手がいるのを知っていても「独り占めしたい!」と思うのも、恋をしているからです。
結局「不倫している」と自覚しながらも恋をしているんです。
どうしても止められないんです。
不倫の自覚を抑え込んででも恋を続けたくなる。
恋って催眠術よりよっぽど強い効力があるのかもしれない。
でもね、人道は決して外れちゃいけない。
もしそんな事になれば、それは恋でも不倫でもなく、「ただの犯罪者」です。
どんなに「クズ野郎が!」と言われても、犯罪者になったらそれ以下です。
恋は心の衝動ではあるけど、不倫を自覚していても止められないかもしれないけど、お互い一人の人間です。
人道を外れるって、人じゃなくなるって事だから。
恋の暴走は恐ろしいよ。
止められない想い。
じゃあどうやったら恋する衝動を止められるのか。
色々考えてみたけど、見つかりませんでした。
それは恋そのものに実体が無くて、心の中で起きている衝動だからです。
恋をしてしまうと止め方がわからない。
フラれたら止まるのか、不倫だと発覚したら止まるのか、恋が実ったら止まるのか。
人によって恋の感情も様々です。
だから、もし、私ならどうするかでしか伝えられません。
もし私なら、まず、「恋をしなくても自分は生きていける」と確かめる事から始めます。
初恋をするまで、私は恋の価値なんて知りませんでした。
誰かを独り占めしたいとも思いませんでした。
普通に生きてこれたし、恋以外で頑張れたし、努力も出来た。
いつしか初恋をして、恋の価値を知って、恋を欲して、恋をしなくちゃ生きていけないと勘違いした。
きっかけは初恋。
ただそれだけ。
本来自分に恋は必要なかった。
それでも楽しく生きていた。
友達と遊んだり、夢を追いかけたりも出来た。
「恋をしなきゃ生きていけないわけじゃない」んです。
止め方がわからないだけ。
「不倫の自覚」もあって、「不倫が決して良い事ではない事実」も知っている。
それでも止められない想い。
不倫が悪いのか、恋が悪いのか、自分が悪いのか。
悪者を探しても止められない。
でも、初恋をするまでは恋なんて知らなかったはずです。
だから恋する気持ちが止められなくても、生きていくことは出来る。
全ての人が初恋をするまでは恋無しで生きていたんですから。
恋無しでも生きていくのは可能。
恋は盲目。
周りが見えなくなっちゃうんです。
心の空白を埋めるのは。
一度恋の幸せを知ってしまえば、それを失った時にぽっかりと心に穴が空く。
その穴が思ったよりも大きくて、とんでもない喪失感に襲われる。
恋で出来た大きな心の空白は恋以外ではなかなか埋められないものです。
幸せだったあの時間が、もし、不倫とわかっていた恋だとしたら?
自分の中の大恋愛が不倫とわかっていた恋だったら?
次に求めるのはどんな恋だろう。
また不倫かもしれない。
恋にも色んな形があるから、その形をした空白は同じ形でなきゃ埋まらない気がするんです。
私は学校で「恋の仕方」は教わりませんでした。
親からも「恋の仕方」を教わった事がありません。
だからいつも独学で失敗しながら学んできました。
失恋して、心に出来た空白を埋める方法も教わりませんでした。
だから恋をするしかありませんでした。
恋って縛りようが無いものなんじゃないだろうか。
形だって人それぞれだし。
だから教えようがない。
みんな独自に形を作って経験していく中で学ぶ。
その形が不倫だったら…。
どうせなら恋を義務教育にしてくれればいいのに。
そんな事したら面白くもなんともなくなるけど。
恋は相手を独り占めしたくなる衝動なんです。
だから不倫でも基本的に止めようがない。
「ダメだ!」って言われてすぐに止まれるのなら、そんなのは恋じゃない。
だから困るんです。
不倫や浮気も恋しちゃったら止まらない。
心は幸せを感じてしまうんです。
どうか感想をください。