美容師に最も必要なスキルとは

仕事

私が高校生3年生の時、進路が「美容師」の同級生がたくさんいた。

当時の職業ランキングで上位だったかどうかは覚えていないが、とにかくたくさんいたのを覚えている。

美容専門学校への進学。

将来は美容師を目指している同級生。

たぶん、今でも美容師は人気な職業のような気がするのです。

その理由。

私が住んでいる街には美容室が溢れているから。

散歩がてらに1キロくらい歩けば少なくとも1つは必ずある。

ちなみに私は男で、自分の髪は自分で切りたいセルフ野郎だ。

ほぼ、美容室とは無縁。

学生の頃、予想とは全く違う髪形にされた時に「美容室に行くくらいなら自分で切るわ」と思ったのがきっかけです。

が、妻は美容室に行く。

女性だし、身なりをキレイにしてくれる事は賛成だし、何の文句も無い。

ただ、妻は私に「たまには美容室に言ったら?」と言う。

確かにプロの技術は凄いんだろうけど、あの時のトラウマがまだ消えないので、とりあえず無視。

しかも妻は、いつも同じ美容師さんに髪を切ってもらっている。

ご指名で。

それ以外の人に髪を切ってもらうと、どうも気に入らないらしいのです。

自分で自分の髪を切る私が言うのもなんだけど、美容師に必要なスキルは「この人に切ってもらいたい」って気持ちだと思う。

私は私の事を信用している。

自分以外に信じられないから自分で髪を切る。

妻は自分が最も信頼を寄せている美容師さんに切ってもらう。

その人以外では納得出来ない。

一緒だ。

「誰に切ってもらいたい?」

ってのが凄く重要。

最近じゃ1000円カットも続々登場して、安く早くを推してるけど、そんな中でも重要視されるのは、金額と時間を考えながらも、「誰に切ってもらいたいか」じゃないだろうか。

これだけ一つの街に溢れ返っている美容室だからこそ、改めて必要なスキルを考えてみたい。

もちろん、妻の意見を参考にしながらです。

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プロとして出来て当たり前な事。

偉そうな事を言うが、美容師で髪の毛を切るのが上手なのは当たり前だ。

髪を洗うのが上手なのも当たり前。

その他にも美容に関する事に詳しくて当たり前。

私はそう思っている。

近所の床屋さんや1000円カットの美容室はわからないが、お洒落な美容室で、それなりの金額が必要になる場所で、プロとして「美容師さんなら!」という期待を満たせない人がいるとちょっと引く。

むしろ昔ながらの床屋さんや1000円カットの美容師さんでも美容に詳しかったり、高い技術を持っている人だっているだろう。

どんな美容師さんを挙げても、お店で客からお金を取るんだからプロだ。

プロとして客が「当たり前だ」と思う事は当然出来てほしいと願うのが客。

が、私はその気持ちで10代の頃、美容室に行き、変な髪形になった。

私を担当した美容師さんにしてみれば「絶対似合ってる!」って思ったのかもしれないけど、お金を払うのは客だ。

私はまだ15歳で、子供。

大人の美容師さんに向かって「なんだこの髪形は!ダセー!直せ!てめー!」とは言えなかった。

大人になっても言えないけど。

そしてその時のトラウマが今でもあって、それからは自分で自分の髪を切っている。

そんな私の特殊なトラウマについて、妻と話す機会があり、今となっては「あと何年美容室に行かないか」という記録を作り続ける事に専念している。

話を戻すが、妻にも過去の経験から「あれ?この髪形はちょっと違う…」という結果になった事があるらしい。

妻もそれなりの年齢になって、これまでいくつもの美容室に行った経験がある。

そこで「この人はちょっと違うな…」と思うと、その美容室には行かなくなるらしい。

美容師なんだから、髪を切るのが上手いのは当たり前だ。

そんな中でこれだけ多くの美容室があるのに人気なお店とそうじゃないお店がある。

私の近所では1000円カットでも客がひっきりなしに出入りしている所があれば、お洒落な美容室なのにいつもガラガラな所もある。

って事は、やっぱりプロとして持っておくべきスキルは「髪を切る」以外にもあると思うのです。

妻がこれまで美容室を転々とした理由もきっとそこにある。

妻と話をしている内にだんだん見えてきたので、その内容をここに残したい。

好みの洞察力。

妻が言うには、「予定とは違った髪形になっても気に入れば問題ない」らしい。

これって切るのが上手いのはもちろんなんだけど、結果的に本人が「イイね!」って思える髪形にしてあげられるかどうかが重要なんだと思っている。

プロなんだから確かな技術を持っていて当然なんだろうけど、そこに客の好みの洞察力も必要になる職業だ。

「この人この髪形似合いそう!」と思っても、それを客が「イイね!」って思わなきゃ二度とお店に来ない可能性がある。

だって、まず私が住む街の1キロ圏内にもそれなりの量の美容室がある。

「駅前になればコンビニよりも多いんじゃないか?」って思うくらい美容室で溢れている。

もはやありきたりな魅力だけでは客が満足しない状況だ。

私の妻はこれまでいくつもの美容室で髪を切ったり染めたりして、今ではいつも同じ美容室の同じ美容師さんにお願いしている。

理由は超単純。

「失敗が無いから」だ。

「この人にお願いすればいつもキレイで納得する髪形にしてくれる」っていう安心感が美容室を決め、担当の美容師を決める。

それをほぼ初対面で、初めて切る髪で、客に体感させないといけない。

ハッキリ言って、めちゃくちゃ難しい職業だと思う。

これだけたくさんの入り口が街に溢れているにも関わらず、一度のチャンスで客に「これから先も含めた満足感と期待感」を与えなければならない。

ちょっと前に「カリスマ美容師」みたいな言葉が流行ったけど、改めて思う。

美容師にカリスマ性は必要だな。

てか、持っていた方が圧倒的に有利。

お店にとっても、美容師にとっても。

客にとっても。

だって、その人に髪を切ってもらえたら問答無用に美しくなれる安心感があるんだから。

それがカリスマ性。

客が来て、お店が繁盛して、客も大満足。

それがカリスマ性。

手に入るなら欲しいでしょ。

客との程よい距離感。

髪を切る時間は決して短くない。

10分単位でサービスを提供する美容室でない限り、ほとんどの場合、1時間以上かかる。

カラーやパーマを含めるなら、更に時間がかかる。

その間、美容師は常に客と接しなければならない。

美容師に求められるスキルの中に「客との程よい距離感」は必ずあると私は思っている。

人によっては家族のような存在である方が落ち着くし、程よい距離感を保って接客してくれる方が落ち着くだろう。

真逆なパターンもあるか。

美容師は各々の価値観を尊重しながら客との程よい距離感を保たなければならない。

近づき過ぎて嫌われたり、離れ過ぎても嫌われるような事がないように、配慮し続ける必要がある。

美容師によっては「そこまで意識していたら仕事にならない」と言うかもしれないけど、私が思うに、「カリスマ美容師」と言われる人はそれをやっていると思うのです。

才能があってそもそも人との距離感が適切な人もいれば、数々の失敗を積み重ねて掴む距離感もある。

「そんなの関係ねー!」と言いたくなるかもしれないけど、私の妻を担当している美容師さんは少なからず「程よい距離感で接してくれる」と言ってました。

つまり、「客との程よい距離感を保てる」ってのは必要なスキルって事だと私は思っている。

だって、妻はその美容師さんと出会ってから、10年近くずっと指名している。

で、「もし独立したら?」と聞いたら、「それなら付いていく」と言っていた。

美容師ってのは技術だけじゃなくて、程よい距離感も意識しなくてはいけない職業らしい。

考えるだけで大変だ。

余談だけど、妻が前に「たまには違うところにも行ってみるか」と言って、いつもと違う美容院を予約した事があった。

「近いから」って単純な理由だったけど、その後、二度とその美容室に行く事はなかった。

理由は何だと思います?

「聞きたくもない自分の話を延々とされたから」だそうです。

これって髪を切る技術はもう関係ないレベルで「距離感」の方が大事なのがよくわかった瞬間でした。

超接客業の意識。

言わなくてもわかるけど、美容師の仕事はコンビニのレジよりも近い距離で接客をする。

接客よりも遥かに上の存在。

言ってしまえば超接客なのだ。

しかも接客している時間も長い。

圧倒的に長い。

だから美容師として「超接客業」の意識はどうしても無くす事が出来ない。

むしろ「超接客業」の意識を持ち続けないといけない。

ここまで散々言ったけど、やっぱり大変な仕事だと感じる。

まぁ、どの仕事も大変だし、どの仕事も一長一短だし、自分に向いているかどうかや、自分がやりたいかどうかってのもある。

だから「美容師になりたい!」って気持ちがあって、今実際に美容師として働いている人が「美容師は超接客業だ!」ってわざわざ感じているわけじゃないとは思うけど、私のようなどちらかと言うと不器用で、接客が苦手な人にとっては尊敬しかない。

だって、客がどんな人でも求めている希望した髪形だったり、求めている理想の形に近づけながらも、相手の気持ちを尊重しながら「嫌だな」って思われない接客を続けなくちゃいけないんだよ。

そうじゃないとお店に客がやってこない。

これだけ美容室が溢れている世の中でリピーターが獲得出来なければあっという間に経営難に陥る。

実際に私が住んでいる街では3か月に一度は美容室が潰れ、同じ場所にまた美容室が入る事が多々ある。

居抜きと呼ばれる店舗改装費を抑える方法で開業しているのかもしれないけど、結局お店が繁盛しなきゃ潰れる。

そんな場面を何度も見てきた。

美容師に求められるスキルはカットやカラーの技術だけではない。

絶対にそれだけではやっていけない。

それをリアルに感じさせるのが近所の閉店の早さと開店の早さ。

凄くシビアな世界なんだと痛感させられる。

やっぱり「この人に髪を切ってもらいたい!」って思われて初めてリピーターを獲得出来る職業で、そう思われなければやっていけないくらいの店舗数なのだと思う。

超接客業。

適当な接客をするようなスタッフが一人でもいれば、それだけで閉店まで追い込まれる大問題になる。

そのくらい超接客業。

カットや美容のスキルなんてのは高くて当たり前。

それ以上に接客が大事。

そんなイメージ。

結局、人柄。

商売全般に言える事だとは思うけど、結局、人柄で経営状況は大きく変わるんじゃないかと私は思っている。

接客が必要な仕事をしている人は絶対に普段の人柄が出る。

人の好みはそれぞれで、誰かに与える印象は受け手次第だけど、根本的な人柄は変えようが無い。

私は接客が得意ではないけど、変に飾って話しかけられたり、大袈裟に距離を縮めようとしてきたり、声がやたら小さかったり、どこかで「ん?」と思ってしまう瞬間があると、ちょっと拒絶してしまう節がある。

自分を棚に上げて話をしているような感じになるけど、接客って人柄が凄く出る仕事なんじゃないだろうか。

美容師になれば客と接している時間が長い。

だから客が人柄を見極める時間も多い。

客って、接客中の相手を想像以上に分析したりする。

で、自分の髪を切ったり染めたりする人なんだから普通の接客業以上に人柄を見極めようとする気がするのです。

「この人大丈夫かなぁ?」と思われたらアウト。

美容師としての技術はもちろん必要。

上手ならそれだけでもリピーターは獲得出来る。

と、思う。

だけど、絶対に人柄も影響する。

上手で、良い人で、話しても違和感が無いし、距離感も丁度良い人に「もう一度この人にお願いしたい」と思いながらお金を払う。

めちゃくちゃ上手だけど、無理して話しかけられて、距離感を強引に縮めようとされて、「上手なんだけど…」と思いながらお金を払う。

どっちも全く同じ売り上げなんだけど、価値があるのはどっちだろう。

私と、私の妻は、居心地が良い人を選びたいと感じている。

ズバリ、私は、美容師に必要なスキルで、最も重要なのは「人柄」だと思ってます。

「この人に切ってもらいたい!」って思える美容師に出会ったなら、私は自分で自分の髪を切るのをやめる。

その「この人に切ってもらいたい!」って気持ちの中にあるのは、カットやカラーの技術だけじゃない。

結局、人柄。

いつも、人柄。

これからも、人柄。

世の中、人柄。

と、お金。

と、見た目。

世の中はいつも私が感じる数倍は世知辛い。

仕事
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過小評価され過ぎアーティスト

過小評価され過ぎなアーティスト、「楽屋シンジ」さん。

この方、作ってる音楽は素敵なのに評価が低い。

むしろ誰にも評価されてない。

あまりにも残念なので応援したい。

ポップな音楽だから多くの人にそれなりの評価を貰えそうなのに圧倒的に露出が少ない。

なのでこのブログを通してお勧めしたい。

もったいないなぁとつくづく思う。

「楽屋シンジ」さんのYouTubeチャンネルを貼っておきますのでとにかく一回聴いてチャンネル登録してあげましょう!

みんなで!

あれんじ

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