芸人は面白いだけで務まるような仕事じゃない

仕事

キングオブコントやM-1グランプリに出ている芸人さんのネタを見て大笑いする私。

テレビでそういった番組が放送された次の日に「見た?」と話題にする友人や同僚。

「見た見た!面白かったわー!」と出演していた芸人のネタを改めて評価したり、真似してみたり。

同級生にも面白い奴って必ず1人はいるけど、そういった身近な人が芸人になってテレビで活躍している姿を見た事がない私は、「芸人になる」ってどれだけ難しいんだろうと考えさせられる。

私自身も20代はバンド活動に明け暮れていたので…芸人として仕事をして、食べていけるようになるのがどれだけ難しいかは想像するまでもなくわかります。

同級生にも芸人に引けを取らないくらいに面白い奴はいるけど、それを音楽に例えると、カラオケで歌が上手い奴みたいな感じなのだろうか。

芸人として生きていくって一体なんなんだ。

今回は芸人として生きていく為に求められる「あれこれ」についてまとめていきます。

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芸人の素質。

同級生にも芸人と同じくらい面白い奴がいるんだから芸人にとって「面白い」なんて当たり前なのだろうか。

芸人はそもそも頑張ったり狙ったりして面白い事を言ったり、面白い事をやったりするわけじゃなく、日常的に面白い人なのかもしれない。

根っからの「面白い奴」である事が多いような気がするんです。

誰かが「面白い!」と感じる事が感覚的に分かっているような…。

これは運動神経みたいなもので、言ってしまえば才能です。

面白くせずにはいられない。

そんなタイプのような気がします。

さらにその面白い部分を磨き続ける努力も必要。

普段の生活から面白い事を探したり、考えたり、様々な「面白い」を自分の感性として吸収する貪欲さも必要。

芸人の中にも様々なお笑いスタイルがあるけど、人気を継続していけるような人は「お笑いに対して」すごく真面目で、一生懸命で、努力家で、アスリート的な考え方も持っていたりする。

普段から面白いのは当たり前で、お笑いの感性もセンスで溢れているのに、アスリート級のストイックさも必要。

常に芸として「面白さ」を磨きながら自分らしいお笑いを作り出していく。

「ただ面白いだけで務まるはずがない仕事」だと私は思っている。

「ネタ」という作品。

キングオブコントやM-1グランプリで披露される「ネタ」は、芸人が多くの人に笑ってもらえるように考えて、悩んで、生み出した作品です。

各々が独特のお笑い感を持つ中で、キングオブコントやM-1グランプリでは「より多くの人が笑ってくれる自分達らしいネタ」を披露しなくてはいけない。

前からあるネタを煮詰めて来るのか、新しいネタを作り込んで来るのかはそれぞれだろうけど、「自分達らしく多くの人にウケるように…」ってめちゃくちゃ難しいんじゃないだろうか。

音楽に例えるとまさに「楽曲」そのものであって、本番はさながらライブコンサートになるわけです。

音楽はテレビで大々的にコンテストや大会が行われなかったりする。

その理由はシンプルにお笑いの方が「視聴率が取れるんだろうな」と思っている。

つまり、多くの人が芸人が作るネタを楽しみにしている証拠。

芸人が作るネタは音楽のようにCD化したり、ダウンロードされる機会は少ない。

だけど芸人はそのネタを命懸けで作る。

テレビでコンテストや大会が放送されるからこそ、それを目標にしたより面白いネタが生まれるんだと私は思います。

そして私はそういったテレビ番組を観ながらゲラゲラと家族で笑う時間が凄く幸せです。

「ネタ」はパッケージングされることがほとんどないから「作品」としてあまり認識されないけど、それを見て楽しい時間を過ごす人が沢山いる。

私もその中の一人で、ネタは立派な芸術作品だと思っています。

稽古に次ぐ稽古。

私の中で、芸人が生み出すネタのイメージと言えば「ネタ帳」です。

どこにでもあるキャンパスノートに手書きで箇条書きにされたセリフ。

今まで考えられたネタがそこに書かれているんだけど、きっと私達がそのセリフを見て、覚えて、誰かの前で披露したところで面白くないと思うんです。

ネタ帳は、舞台に言い換えるなら「台本」みたいなもので、それを見ただけでは一般人の私にはどのくらい面白いのかは伝わらない。

でもそれを生み出した芸人が演じると、めちゃくちゃ面白い。

台本は文字で書かれているだけだから、それを披露する時の熱だったり、ボケやツッコミのタイミングが想像出来ないんです。

だから舞台でもネタでも、稽古をする。

何度も何度も稽古して、体で覚えていく。

覚えていく内に「もっとこうした方が面白いんじゃないか?」と改良を加えていく。

そしてまた稽古。

どんなステージでも、どんな緊張感があっても、そのネタを最も面白く披露する。

舞台役者の稽古の様子はドキュメンタリー番組でたまに観たりするけど、芸人のネタの稽古はあまり拝見する機会がない。

芸人のネタってのは凄く特殊な位置にあって、「ふざけたり」「おちゃらけたり」「アドリブ感」だったりを演出しないといけないから、「一生懸命練習してる姿」は芸人にとっては見せてはいけない部分なのかもしれない。

「面白い事をしたり面白い事を言ったりする芸人が一生懸命ネタの稽古をしているところが面白いか?」

って疑問が生まれたりする。

だから稽古の部分は見せないのかもしれない。

「面白い」「笑える」を追求しているからこそ見せないようにするんだと思う。

ただ、テレビで放送されるあの緊張感の中で多くの人に笑ってもらえるネタを披露するには、とんでもない稽古の量が必要なはず。

稽古に次ぐ稽古がなければあんなに人を笑わせられない。

プロだからミスなんて許されない。

芸人って、とんでもなく真面目なのかもしれない。

真面目な部分は見せないだろうけど。

楽しませるも喜ばせるも驚かせるも芸人。

テレビや雑誌を見たり、友達や同僚と話している時に出てくる「芸人」とは、ほぼ「お笑い芸人」を指す言葉として使われる。

「芸人」とは、なんらかの芸を使って人を楽しませたり、喜ばせたり、驚かせたり、感動させたりする仕事であって、それが大道芸だろうが音楽だろうがコントだろうが漫才師だろうが「芸人」です。

自分が持つ芸で食べていく。

自分の中ではどんなに自信がある芸でも、多くの人が感動しなければただの独りよがりです。

誰かの前で披露して、無反応。

誰かの前で披露して、罵声を浴びる。

誰かの前で披露して、鼻で笑われる。

私達が生きる社会では、売れない芸人や、売れないミュージシャンは全く評価されない。

日々会社に勤めて頑張っている人にしてみれば「何夢見てんだよ」な存在です。

ただ、今テレビや雑誌や世界各国で活躍する全ての芸人に共通しているのは、「元、売れない芸人」だってこと。

そして私達のように会社に勤めて疲れた脳と心と体を「芸」で癒してくれる。

不思議なもので、「何夢見てんだよ」な存在に支えられているんです。

テレビで活躍する芸人がなんらかの媒体を通して日々の生活を楽しませてくれるから、毎日の疲れも少し癒されたりする。

芸人ってやっぱりすごいよね。

芸人が必要な場面は常にある。

売れない芸人をどんなに馬鹿にしたところで、売れている芸人や売れそうな芸人はテレビや雑誌などの様々場面で必要とされている。

どの番組を見ても1人はお笑い芸人が起用されていたり、司会者として出演している機会もよく目にする。

テレビや雑誌だけじゃなくて、舞台だったり、イベントだったり、被災地の復興だったり、「笑いや感動」って私達には絶対に必要なツールなんです。

芸人は遊んでいるだけじゃない。

才能があるだけじゃない。

アスリート級の努力やその継続を必要とするシビアな生き方なんです。

「芸」だから稽古を見せる場面はほとんどないけど、誰かに「笑いや感動」を与える為に稽古に次ぐ稽古を繰り返します。

どこであっても「同じクオリティー」のネタを披露します。

夢がある仕事かもしれないけど、その分売れるまでは誰かに馬鹿にされるし、鼻で笑われる機会もたくさんある。

それでもプライドは持ち続けなきゃいけない。

とんでもない精神力が必要なんです。

人前に立ち続けて、笑いや感動を届け、真面目に努力出来て、それを続ける屈強な精神力を持っている。

それが売れている芸人なんです。

人気も相まって、そりゃどこでも必要とされるわな。

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心優しきあなたにお願いがあります。

お見苦しい点が多々ある私なりの文章をここまで読んで頂き、本当にありがとうございます。改めまして、執筆者のdaimaruです。

この度、DONGURILOGという日記サービスを共同運営させて頂く事になりました。

シンプルに伝えると、「みんなで日記を書くスペース」になります。

かれこれ数年このブログを続けて思った「ひとりで更新し続ける難しさ」を解消しつつ、多くの価値観を共有しながら楽しめる場所です。

まだ始まったばかりのチャレンジではありますが、多くの方に使って頂きたいと思っています。

ここまで私が書く、しがない文章を読んで頂き、目もお疲れかと存じますが、どうか、最後に、私の渾身のワガママを聞いて頂けないでしょうか?

無理なお願いをしているのかもしれません。

でも、「日記を書く」には多くのポジティブな効果があります。今日一日を振り返るだけで多くの気付きがあります。

じらしてすみません。

一緒に日記を書いて頂けないでしょうか?

私は多くの人と日記として記録を残す毎日を過ごしたいと思っています。

そしてそれがきっかけで多くの人が救われる瞬間があるんじゃないかと思っています。

私が求めているのは募金や署名ではありません。

シンプルにあなたが持つ価値観や考え方です。

本来「日記を書く」は一人で行う趣味的な存在なのかもしれませんが、それを多くの人と同じスペースで書く楽しさを大声で主張したい。

「うおー!」です。

是非一緒に、DONGURILOGで、日記を書きましょう!

自分の為になり、誰かの為にもなる。

そんな最高のスペース作りにご協力ください!宜しくお願いします!

あれんじ

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