心のどん底で夜明けを待つ偽りの自分

メンタル
A circular area of sky, looking like the moon, taken from the bottom of a stone column.

これまでの人生で朝が来なかった日は一度もない。

必ず夜は明ける。

そして朝が来る。

1日はそうやって繰り返していく。

雨が降る日もあれば風が強い日もある。

だけど夜は明ける。

朝が来る。

必ず来る。

 

どんなに嫌なことがあっても、いつもそうやって言われて来た。

 

今はそうは思わない。

1日の中で次の日まで引きずるようなことが起きても強引に「夜は必ず明ける」とねじ伏せられて、ポジティブを押し付けられて、無理やりそれに望む。

次の日も見事に引きずっている。

自分のメンタルの夜は明けていない。

先日から夜のまま。

時間が解決してくれるってことなら結局自分で考えて、それなりの答えを一度出す必要がある。

「時間が解決するだろう」と、どこかで諦める。

 

そうじゃないと夜のまま。

 

でもそれが出来ずにいる。

起こってしまったネガティブな出来事を思い出す度に夜になる。

真昼間でも自分だけが夜中。

 

私は知っている。

どんな日でも必ず夜は明けるかもしれないが、

 

自分の心の夜が明けるのとは別次元の話で、それは時間が解決してくれるわけでもない。

 

心の朝日は自分で迎えに行かなきゃいけない。

 

カーテンを開けなきゃいけない。

 

私は今、間違いなく暗闇の中にいる。

 

これは時間がなんとかしてくれるような事ではない。

 

夜はまだ明けないのだ。

 

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心の夜が明けるまで

どれも違う気がする。

ある日突然、

大きな挫折や予想が出来ない程のネガティブが自分に降りかかる。

どんなに絶好調の日だとしても、その事が切っ掛けで絶望的に凹む。

フラれる。

怒られる。

裏切られる。

人間関係がこじれる。

仕事で失敗する。

 

この際起きてしまったことなんてどうでもいい。

 

どうせ時間を戻すことなんて出来ない。

わかっているけど戻したい。

どうしてこんなことになってしまったのか。

すでに起こってしまった「取り戻せない時間」なのに未練しかない。

誰かのせいにしないと自分が自分ではいられなくなりそう。

落ちてしまった気持ちを立て直そうと必死になる。

 

ずっと過去を変えようと必死になる。

 

変えられないのに変えたい。

わかっているはずなのにどうしても変えたい。

それを今でもずっと繰り返している。

 

「明けない夜なんてないよ!」

 

と励まされる。

わかっていることをわざわざ言われる。

それが逆に辛い。

誰に相談しても、解決方法は「ひとつ」と言わんばかりにその場で答えを出そうとする。

 

「こうした方がいいんじゃない?」

「こういう風にしたらいいんじゃない?」

「こう伝えてみたらいいんじゃない?」

「これをやってみたらいいんじゃない?」

「こんな風に考えてみたら?」

 

どれも合っているようで違う感じがする。

 

でもどこかで立ち直るヒントは探している。

そんなのをずっと繰り返している。

 

なるほど。

私は今、味わったこともない、絶望的な凹み方をしている。

傷ついた心を癒す術を持ち合わせていない。

 

夜が明ける気がしないのはそのせいかもしれない。

 

色々試してみる。

ネガティブになっている現状をなんとかしたい。

少しでもポジティブに変えていこう。

そう思って、普段はしないようなことでも積極的にやってみようとする。

買い物に出かけたり、ジムで体を動かしてみたり、ドラマや映画を観たり。

 

どれもポジティブにはならなかった。

 

なんにも効果がなかったわけじゃない。

色んなものを見たり、色んな人を観察したり。

それなりに色々考えてはみる。

色々考えてはみるけど結局行きつくのはいつも

 

「自分程ネガティブな人はいないんじゃないか?」

 

という終点。

結局ネガティブのどん底に戻ってきてしまう。

随分深いところまで落っこちて来てしまったようで。

一度はポジティブに考えようと様々なことに挑戦してみるものの、

 

結局ポジティブになるどころか、やっぱりネガティブになる。

 

こうなるともう、

外に出ることすらおっくうになる。

 

どうせネガティブになるなら。

と思ってしまう。

本当は1分先ですら誰にもわからない。

それが、自分の中ではもうネガティブになると決めつけてしまっている。

 

「未来なんて誰にもわからないよ!」

 

そう言われてもどうやら今は納得が出来ないらしい。

うまくいくような感じがしない。

 

色々やって、気が付いたらネガティブのどん底に着いたような感じがした。

 

何とかしようとはするけど、結局底に「コツン。」と落ちる音がする。

これ以上下には行けないらしい。

 

ただ、上に登る方法もわからない。

 

相変わらずの絶望感。

 

ここは深い深い闇の中。

 

ただ、地面だけは感じる。

 

間違いなくどん底にいる。

 

視野が狭くなる。

だんだん客観的に自分のことが見れなくなる。

言われて気が付いたことだが、「自分」の事以外気にならなくなってるらしい。

自分がやりたいようにしなければストレスを感じるようになる。

「やりたいことが出来ない状態」を拒絶する。

これ以上下には落ちないことを自分でもわかっているらしい。

 

だから「何をしてもポジティブになれるならいい!」と考えている。

 

そのおかげで周囲にいる人は振り回されているらしい。

自覚なし。

ネガティブに自覚なし。

だとしたらポジティブになるのも自覚なんてないんだと思う。

 

そう思ってから無理にポジティブになろうとするのをやめた。

「ネガティブになろう!」と思ってするものじゃないのと同じ。

無理にテンションを上げようとするから負担がかかる。

その反動でまた落ちる。

だから淡泊に考える。

 

淡泊に考えると自分のやりたいことを優先するようになる。

 

その結果、別にテンションが上がるわけじゃないけど、周囲に迷惑がかかる時があるようだ。

自分のことは自分でなんとかしたいと考えているだけなのに。

もうパニックみたいなもの。

真逆へ事は運ばれていく。

勝手に。

凄く申し訳ない気持ちになる時もあれば全く気にしない時もあったり。

 

この差は気分の問題だと思うが、少し前まではそういうことにも気が付けていたはず。

 

周囲のリアクションを見て、自分の立ち位置を確認したり、発言や行動のタイミングを伺ったりしていた。

 

それが出来ない。

わからなくなった。

 

底に着いたと思ったら、次は横も狭くなったらしい。

 

いよいよ上に行くしか道がなくなってきた。

 

手を広げると壁。

 

下は相変わらず地べた。

 

深くて狭い闇の中にいる。

 

自分のいる場所を確認。

あんまり息苦しくなったもので、またあがき出す。

色んな事を考えたり、いつもは行かない場所に行ってみたり。

もう一度様々なことにチャレンジしてみる。

 

前とは少し違って見える。

 

まだまだ底にいるような感覚はある。

テンションは上がらない。

でも徐々に「気持ちが晴れる」感覚がわかってきたように思える。

 

それでも一人になれば夜中に急に落ち込んだりする。

そこでまた考える。

底に着いたし、壁も迫っているものだから見上げるしかない。

これ以上何を悩んでも下には行けない。

横にも行けない。

 

悩みながら上を見上げるっていう意味がわからない現象が起きてる。

 

見るところが上しかない。

 

もしかしたら、今、私はめちゃくちゃポジティブなんじゃないだろうか。

 

と考えた。

これ以上落ち込みようがないから落ち込んでも上を見ている。

今までこんなに落ち込んだこともないけど、こんなに「ある意味ポジティブ」になれたこともないと思う。

 

ここからなんじゃないだろうか。

 

今やっとスタートを切ったんじゃないだろうか。

周囲にいる多くの人との繋がりを自ら打ち砕き。

何も無くなって、底に着いて。

横にも行けなくなって、ようやくスタート。

 

相変わらず朝にはなってない。

まだ夜は明けない。

 

自分で底を確認して、横にも壁がある事を手を広げて知る。

狭くて暗い。

自分で確認したんだから、納得するしかない。

 

これまでフワフワ浮いているような生活をしていたのかもしれない。

でも今はわかる。

ここは間違いなく底であって、暗闇の中だけど横に壁があるのもわかる。

 

ちゃんと確認した。

 

つまり、

正真正銘のどん底やんけ!

 

ひとつになる。

これまで自分が立っている位置をちゃんと確認したことがなかったんだと思う。

社会の中でどの位置に立っているのか。

だから宙に浮いているような感じがして、落ちていることにも気が付かなかったのだろう。

登っている感覚もなかったけど。

そんなフワフワな状態で作ってきた人間関係や積み上げてきた信頼。

崩れれば一気に下に行く。

たくさんの風船が一気に割れていく。

それなのに底に辿り着かなきゃ気が付かない。

プライドも何も無くなって初めて気が付くことばかり。

 

そして気が付くまでに迷惑をかけてしまった人がいる。

 

そういう人達に私はどれだけの価値を届けられるだろうか。

バラバラに散っていったプライドとか自分らしさとかをこれから新たに集めていかなくてはいけない。

でもたぶん、これまで集めたものは全部「偽り」だったんだと思う。

 

バラバラになって当たり前と言うか。

 

これからは偽りじゃない、本当の自分らしさとプライドを見つけていかなくちゃいけない。

自分がどん底にいるのは確認した。

ちゃんと、時間をかけて、今、どん底だと手探りで確認した。

 

そして認めた。

 

これ以上私の夜は深くならないと思っている。

 

朝日を迎えに行く前にこれ以上夜が更けないことを確認するといい。

 

まぁ。

朝日がいつ昇ってくるのかはわからないけど。