もうこれはこれまでの全てが感謝です。
家にいる限り休みが無い。
それが主婦です。
だからたまに旅行に行きたくなるのでしょう。
言ってしまえばずっと職場にいるようなもの。
自分が同じ立場だと思うとぞっとする。
というかさすがに心が休まるところに行きたいと思う。
それが出来ないのならせめて外食したいと思うだろう。
でもその気持ちがわからないのが旦那なのです。
旦那というのは基本的に家庭の維持をメインに考えています。
自分の利益も考えます。
でも「主婦に休み無し」とは考えません。
ずっと職場にいる状態だとは到底想像出来ません。
帰る場所があって気が休まる場所がある。
それがマイワイフによって作られていることに気が付かないのです。
困った生き物ですね。
でも心の中ではちゃんとわかっている。
ちゃんとわかっているけどそう出来ないのです。
その感謝の気持ちをわかってもらいたい。
旦那、実は、すごく、感謝、している。
その記録。
「主婦に休み無し」を頭ではわかっていても口にしたり行動出来ない旦那の考え方。
旦那は旦那で絶妙なポジションを守っている。
実は監督。
実はバランスを保とうとしている。
主に自分がメインだけどね。
旦那が出来るくせにやらない事。
旦那は仕事を理由に家の中で出来ることをサボりたがります。
例えば洗い物。
出来ます。
考える必要もないくらい出来ます。
ただ流しにある食器類を洗うだけですから。
出来ます。
洗濯物を干す。
これも出来ます。
洗濯機の使い方は不慣れなのであまり向いていません。
洗剤を入れてボタンを押すだけだとはわかっていても、その操作に実は自信がありません。
洗剤をどこに入れて、柔軟剤なんて意味が分かっていません。
そういう旦那もいます。
でも干すのは誰にでも出来ます。
洗濯物を干す。
これは出来ます。
ただやらないだけ。
他にもあります。
掃除。
散らかっている部分やホコリが溜まっているところ、汚れているところをキレイにするだけです。
出来るんです。
出来るくせにやらない。
めんどくさいだけです。
更に、
「仕事してるんだから家にいる時くらい休ませてよ。」
という意味が分からない理由を伝えてきます。
これは主婦にとっては意味がわかりません。
主婦は当然の事のように毎日家にいる。
家にいるから仕事がある。
ずっと職場にいるようなものなのです。
それなのに旦那は職場から離れて休むことが出来る。
完全に不公平。
それなのに当たり前のように主張する。
そういう生き物なのです。
でももう一つ出来るくせにやらないことがあります。
それは、
「感謝の気持ちを表現したり言葉にして伝えること」
これもなぜだか出来ません。
本当に「ありがたいこと」だとは意識しているんですが、行動を起こしたり言葉で発したりが出来ません。
恥ずかしいのです。
だから本当にたまに。
少ない時なら2年に一度くらい。
特別な日をプレゼントしようと考える時があります。
それで精いっぱいなんです。
でも本当は毎日感謝しています。
どんなに仕事で辛いことがあっても、
どんなに家で煙たがられていようとも、
妻への感謝は毎日のように感じています。
その表現が本当に出来ない。
出来ないのです。
なんで出来ないと思いますか?
それはね。
「感謝の気持ちを言葉や行動で表すんじゃなくて、違う価値として与えたい」
と考えているからなんです。
つまり、
それが仕事をすることで得られる給料だったり、外で得た評価だったり結果だったりするんです。
感謝している。
いつも傍にいてくれる。
それに甘えることなく、実はそういう別の方向から感謝の気持ちを表現したいのです。
旦那は男です。
それが男の美学なのです。
カッコイイ男程、何食わぬ顔をして「最大の努力」をした結果を語ります。
めっちゃ頑張ったのに、
「どうってことないよ。」
と見栄を張ります。
家の外、つまり狩りに行くようなイメージなんです。
大きな獲物を獲得したとしても動じないフリをしていますが、実は内心、
「マジめっちゃ頑張ったわ。今日は超喜んでもらえるかもしれない!いや、喜んでくれる顔が見たい!」
って考えています。
それで帰ったら煙たがられたらたまりません。
主婦が毎日感謝の気持ちを伝えてほしいと思っているように、旦那もそれなりに感謝の言葉を待っていたりします。
男と女。
絶妙な距離感ではありますが、語らずして評価をし合う。
それがとても肝心な事なんです。
旦那は決して「主婦に休み無し」を当たり前だとは思っていません。
違う価値をプレゼントしたいとずっと考えています。
可愛いでしょ。
自分がやる方が逆に迷惑をかけてしまうと考えている事。
例えば料理。
不得意な主婦もいるでしょう。
それでも旦那は料理人でもない限り「ごはん」は妻に任せます。
作るのでも買うのでも「ごはん」は家族になればほとんどおまかせ状態になります。
子供がいれば余計にそうなります。
栄養管理もそう。
子供の食事との折り合いもそう。
旦那には理解出来ない部分が多々出てきます。
旦那は外で狩りをしにいくわけですから家の中で起きたことをリアルに察知出来ません。
だから自分がそこに介入してしまうことで逆にめんどくさくなる部分。
と考えます。
そしてそこに介入することで自分の妻に迷惑をかけてしまうと考えるのです。
優しい旦那ですね。
実は手伝わない部分があることは「思いやり」だったりするのです。
でもね。
もちろん旦那の独断です。
それを誰かに話したりもしません。
自分で勝手にそう思って勝手に決断したんです。
でも旦那はそのくらい独断での決断力を持っていた方がいい。
なぜだと思います?
それは、主婦である妻が考えていない部分に目を向けることが出来るからです。
妻と旦那が同じ方向を向いていたら後ろは見えません。
だから旦那は妻の後ろを監視する役目なのです。
考え方が違うと思う事もあるかもしれません。
でもそれは違うんです。
実は妻が見えない、または見えていない部分を監視しているんです。
そうすることで家庭内で起きる様々な問題を予防しようと考えています。
「主婦に休み無し」と捉えた上で「自分に出来ること」や「もっとも力を発揮出来る場所」を守っているんです。
それがポジショニングです。
適材適所。
妻には妻にしか出来ないことがたくさんある。
それと同時に旦那には旦那にしか出来ないことがあるんです。
それを旦那は常に探していたりします。
探して、探して、まだ見つからない旦那もいます。
そんな旦那にはどうかそっとしておいてください。
「男は見栄を張りたい。」
とても大切な部分なんです。
別の価値として妻にプレゼントしたいのです。
何より自分が納得のいく、最大のプレゼントをしたいのです。
そのために様々なことに外で、チャレンジしていたりします。
抱えている問題のほとんどは、
「妻に最大の喜びを味わってほしい。」
という超単純な理由だったりするんです。
単細胞なんです。
でも間違いなく感謝をしているからこそ出来ることなんです。
そもそも外でしか力を発揮出来ない。
旦那は「主婦に休み無し」とわかってはいても家の外でしか力を発揮出来ません。
どんなに願ってもなかなかうまくいきません。
だから妻がコントロールするしかないんです。
妻がコントロールしなければ旦那は意味がわからない方向へ進み続けます。
そして誰よりも乙女です。
「感謝の言葉」を妻よりも待っていたりします。
とても不器用な生き物です。
本当は口にしたいことがあってもなかなか言えないのです。
聞いたところでお望みの答えが返ってくることもないでしょう。
だって違う価値としてあなたに届けたいのですから。
こんなに素直な生き物はいない。
それが旦那という生物です。
どうか感想をください。