企業が求める履歴書を本気で書くのなら

仕事

以前、転職しようと様々な企業の面接を受けていた時に、怒られたことがあります。

「こんな履歴書で面接に来るなんて失礼だとは思わないのか?」

って怒られました。

最初は「ん?」って思った。

だって履歴書に書く内容なんていつも決まってるでしょ。

経歴と資格と志望理由くらいなもの。

その真意を見極める為に面接をするのではないだろうかと思ってました。

でもその面接官にとっては違ったんです。

そこからは履歴書の書き方に対するダメ出し。

面接じゃないんかい…。

そう思ったけどちゃんと聞いていた。

ちゃんと聞いていたらちゃんと伝わった。

たぶん、多くの人を面接してきたからこそ思う部分があるんだと思う。

面接官として、様々な人の履歴書を見てきて、実際に面接をしてみて、「もっとこうしたら良いのに!」って思う部分を私にぶつけてきたんじゃないだろうか。

だとしたら吸収した方が良い。

次の日、私は履歴書を作り直してその面接官宛てに郵送で送った。

その後、その面接官から思いもよらぬ採用を頂いた。

ダメ出しされただけかと思いきや、採用を貰えた。

「一緒に働きたい」と言ってくれた。

謎だった。

だけど「そういうことか」と思った。

履歴書って凄く大事なんです。

今回は履歴書を本気で書く方法を伝えたい。

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自分を一番アピール出来るのは「志望理由」です。

履歴書のフォーマットは決まっています。

1、これまでの経歴。

2、取得資格。

3、志望理由。

大体このくらいです。

経歴と資格の部分はこれまでの自分のヒストリーなのでその通りに書くしかない。

この中で自分を表現出来るのは「3、志望理由」だけです。

でも、この志望理由が凄く重要なんです。

「どれだけその企業に入りたいか」「どれだけその企業に貢献出来るか」を自由に書くスペースなんです。

どう考えても一番重要な部分です。

もし、募集の人数が多くて、最初に履歴書の内容だけを審査するのなら、余計に重要。

経歴や資格以上にこの部分が重要だと私は怒られたのです。

「はみ出して書いてあったり、書ききれないから別紙を添付してあったりした方が面接をしてみたいと思う。」

あの日の面接官はそう言っていた。

志望理由に書く内容がどんな事であっても、「企業に対してどのくらいの力を注げるかどうか」が見たいと。

本気で就職したい企業であれば履歴書に用意されている小さな志望理由の欄で足りるはずがない。

「どうしてもこの企業に就職したいんだ!」って気持ちが爆発していないと、これまでいくつもの履歴書を見て、何人も面接してきた人には響かないんです。

大手企業であれば人事部が必ずあります。

採用する人だったり移動する人を管理している部署の人達が探しているのはどんな人だろうか。

その人達に「おっ!?」と思わせるにはどうしたらいいか。

経歴や資格で嘘をついてもしょうがない。

履歴書のフォーマットを使って、自分を上手にアピールするには「志望理由」を上手に使うことなんです。

与えられた枠に収まるようにまとめて書くのが正解なわけではない。

採用と不採用は「企業が決める」んです。

人事が決めるんです。

履歴書を使ってその人達に上手にアピールするにはどうしたらいいのか。

経歴も資格も今すぐには作れない。

勝負できるのは「志望理由」なんです。

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目的は「一緒に働きたい」と思わせること。

企業が求めているのは、戦力です。

どのくらい企業に貢献してくれるかどうかです。

経歴や資格だけでも戦力として考えられますが、同じ会社の中にはすでに働いている人がいる。

その中に新人として入るのを前提としています。

多くの人が「一緒に働きたい」と思えるような人でなくちゃいけない。

戦力でもあり、企業に貢献出来て、尚且つ一緒に働きたいと思わせてくれる人。

それを履歴書の中に盛り込まなければならないんです。

履歴書は文章です。

文章だけで誰かの気持ちを動かすのは難しいし、短い文章ではそれも伝わらない。

そもそも人は長い時間一緒に居ないと相手の価値観や考え方を理解出来ないんです。

それを第一印象である程度理解してもらわないといけない。

興味を持ってもらわなければならない。

だからこそ履歴書の志望理由が重要なんです。

私を面接の場で叱った面接官が言ってました。

「履歴書のフォーマットは売られているものが全てではない」って。

表が経歴、裏が資格や志望理由が履歴書のフォーマットだけど、実は履歴書に決まりは無い。

色だって売っているものは白だけど決まりは無い。

電子履歴書で企業がすでに用意しているのなら話は別だけど、必要な物の中に「履歴書」とだけ書かれているのならフォーマットは自分なりに作っても構わないのかもしれない。

その面接官の経験だと、履歴書の淵を虹色に塗った履歴書を持ってきた人もいるし、経歴は一行だけで残りを全て志望理由にしてる人もいたらしいんです。

奇抜な事を良しとしているわけではなくて、「どうしてもこの会社に入りたい!」って気持ちが伝わるのならそれで良いと言っていました。

履歴書だけで自分の価値観や考え方を全て表現するのは難しいかもしれないけど、「面接してみたいな」って思ってもらえるような履歴書を作りたい。

それをどう表現するかは自由だったりします。

奇抜なだけだと「空気が読めない」と勘違いされてしまうかもしれないけど、一生懸命自分を伝えようとする仕掛けは必要かもしれない。

基準は履歴書だけを通じて、少しでも「一緒に働きたい」と思ってもらうことです。

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選ぶのは企業です。

大学在学中に就職先を探している際、どこかこれまでの受験のように、テストをして就職先に勤めるような感覚になったりする。

学校の運営は入学させることでお金を儲ける流れになっているのに対し、企業は無理に新卒を取る必要は無く、現状で経営状況が良いなら人を入れない選択もある。

実はこの差が凄く大きい。

これまで学校を選ぶ際は「自分が入りたい学校」を選び、その学校にあった偏差値や学力と勝負をしてきた。

ところが企業は、今後会社を成長させられるような人材を探している。

学校は「自分が成長する為には」とか「勉強したい部分を専門的に学べるのは」といった基準で進路を決める。

学校は自分で選ぶのに企業は自分ではなく人事が必要な人材だと思う人を企業側が選ぶ。

そして企業ごとに求めている人材も違うんです。

学力だけでは到底クリア出来ない企業側の問題を解決出来る人を探している。

私達が企業を選ぶのではなく、企業に選ばれるような人でなくてはいけない。

じゃあ企業に選ばれる為の履歴書をあなたならどうやって書きますか?

経歴や資格だけじゃなく、志望理由で誰よりも企業の力になる覚悟やその可能性を示さなくてはいけない。

もし、本気で履歴書を書くのなら、他の誰よりも企業に貢献出来る人材であることをアピールするべき。

そしてその気持ちや意気込みが履歴書だけで伝わるように作り込む。

それが履歴書を本気で書くってこと。

私を叱ってくれた面接官が言っていました。

「どこでも採用がもらえればいいや」な履歴書が多過ぎると。

企業が待っているのは「この企業に絶対に入りたい!」って気持ちが伝わる履歴書だと私は思います。