「旦那の稼ぎが少なくてさぁ。生活厳しいんだよね。」
まぁ。
わかる。
わかるよ。
不景気とは言われてるけど理由がそれだけではないのは明白だ。
実際に稼いでる奴もいる。
何が悪いのか…。
仕事?
環境?
才能?
学歴?
性格?
運?
どれもこれも必要に感じる。
そこらの金持ちと自分達の今の生活を比べて、「明らかに不自由」だと思ってる。
未来の事は誰にもわからないのに、すでに絶望的な想像しか出来ない状態ってのはストレスだ。
そこに追い打ちをかけるようなお金のストレス。
もう笑えなくなってくる。
今を生きるのに精一杯だ。
私は男です。
なんなら旦那です。
稼ぎ少なめです。
でもこれからやりたい事や頑張りたい事は沢山あります。
もちろんお金の心配はある。
凄くある。
でもね。
これから先はわからんだろ。
お金も、やり甲斐も、手に入れたい。
いや、やり甲斐優先。
後々結果がお金として返って来るなら最高だ。
男はバカです。
現実的なようで、中身はファンタジー。
旦那の稼ぎに嘆く前に、今一度、旦那が何を目的に今を生きてるのか、理解してみませんか?
強制じゃないけど、稼ぎが少ない事に嘆くだけじゃなくて、一緒に歩む方法もあると思うんです。
今回はその辺を詳しく伝えたい。
旦那は説明するのが苦手なのだ。
旦那のタイプ。
妻なら旦那の性格はほぼ理解しているだろう。
何をすれば喜ぶのか。
何をすれば不機嫌になるのか。
で、旦那の方はどうだろう。
妻を理解してる?
してない?
旦那のタイプによっては妻の誕生日すら忘れてたりする。
結婚記念日なんてそもそも覚えようとも思ってなかったり。
性格によって多くのタイプがありそうな男性像だけど、私はいくつかのタイプしかいないんじゃないかと思ってたりする。
そのタイプをなんとなく理解してる妻だからこそ、旦那の給料がなぜ少ないのかはなんとなくわかってるはず。
ところが旦那のタイプによってストレートに伝えても響かなかったり、へそを曲げたり、塞ぎ込んだりする。
旦那は厄介だ。
旦那の給料が少ない理由はなんとなくわかっているのにそれを改善出来ないんだから。
今の時代は安定した給料が支給される会社の方が少ないと言われているけど、実際はそうでもない。
ノリに乗っている企業の給料は圧倒的に高い位置で安定している。
でも!
その企業に勤めているからと言って旦那が心から満足しているかどうかは別。
家族の幸せの先に自分の幸せがあるのか。
自分の幸せの先に家族の幸せを求めているのか。
優先させたいと思っている部分の順番が違ったりする。
ズバリ、旦那のタイプって「本人が何を求めているか」ってだけのような気がするんです。
サボりたい旦那。
頑張る場所を探してる旦那。
とにかくお金を求める旦那。
やり甲斐を求める旦那。
安定安心を求める旦那。
チャレンジする旦那。
旦那のタイプによって活かし方は変わるだろう。
旦那はどんなタイプ?
旦那を少しだけ深く理解すれば、今より明るい未来が見えるかもしれない。
まぁ。
旦那を信じられないと始まらないけどね。
やり甲斐か安定か。
ここからは私本人の話です。
参考程度にちょっと付き合ってくださいな。
私のタイプは、やり甲斐を求める旦那です。
その先に安定があればいいと思っている。
いくつかの企業に勤めてみたけど、どれもこれもどこかで「やり甲斐を見失ってしまう」のが特徴です。
今は子供が2人いて、それなりの生活をしている。
特段の不自由は感じてない。
これまでずっと自分が「一体何をしたいのか」わからなかった。
なんなら今でもよく分かってない。
この世にはたくさんの職業があって、人が足りない会社があればリストラを余儀なくされる会社もある。
ついこの間まで超安定志向だった銀行も多くのリストラが必要な状況になったりしてる。
安定を求めていると思いきや、不安定に向かっていたり。
始めに言った通り、私はやり甲斐を求めるタイプの旦那です。
安定を求めるのが悪い事じゃないと分かっていても、出来ないんです。
やり甲斐あってこその安定だと思っている。
だから我が家はお金を稼いだり急に稼ぎが無くなったりを繰り返してきた。
妻は私のタイプをよく理解しているからとにかく貯金をしている。
急に稼ぎが無くなるからだ。
その為の貯金。
それをやってくれているお陰で私が次のやり甲斐を見つけるまで食い繋いで来れた。
流石に貯金が底を尽きそうになれば意地でもお金を稼ぐ。
アルバイトだろうが関係なし。
そこは子供がいる家庭ってプレッシャーがうまく機能する。
とにかくやり甲斐。
私がワガママにもそれを求めてしまうけど、バランスが取れると意外にも上手くいったりする。
決してお金持ちじゃないけど、充実してるならそれはそれで幸せなんじゃないだろうか。
まぁ。
妻がいなけりゃ成り立たないけどね。
はい。
妻のおかげです。
お金のストレス。
どんなに充実してるとは言え、お金が無きゃストレスは溜まる一方だ。
社会はマネーストレスって言う大きなストレスを常に感じるようになっているらしい。
多少お金持ちでも「もしこのお金が無くなったら」とか「もし急に稼げなくなったら」と不安になる。
捨てる程お金がある人は別かもしれないが、それ以外の人はなんらかのストレスを常に受け続けてるって事。
稼げても稼げなくても、お金とストレスは常に一緒。
ただ、「札束を手にすると気持ちが落ち着く」って効果があるらしい。
お金はストレスを与え、ストレスを解消する。
もう絶対的存在なんです。
振り回されるように出来てるんです。
ZOZOの元社長、前澤友作が「お金はありがとうの気持ちだ」って言ってました。
ZOZOTOWNはアパレルネットショップです。
人気のブランドは常に都会にあり、更に並んで買えるか買えないかのアイテムを、どこでも、誰でも買えるようにしました。
値段が少し高くても、都会に行って、並んで買う手間が無い。
地方に住んでいる人々からすれば、「ありがとう」になるんです。
そのありがとうの対価としてお金を受け取る。
だから「お金はありがとうの気持ちだ」と言ってました。
お金にはストレスが付き物です。
いつもセットになってる。
でも、「ありがとうの気持ち」と捉えると、なんだか少し和らぐような気がする。
お金を手にしたいのにお金に振り回されるってなんか嫌な感じじゃないですか。
これは精神論の一つなのかもしれないけど、「お金に対する考え方」を少し変えてみてもいいのかもしれない。
「旦那の給料が少なくて…」
どこかで「ありがとうの気持ち」が薄れてしまってるのかもしれない。
稼ぎだけが旦那の仕事か?
「旦那の価値は稼ぎだけ」
そんなセリフが聞こえると、私はガッカリする。
稼ぎが少ないからつい口に出してしまいたくなるのかもしれないけど、それを言われた旦那がどう思うのかは想像がつくでしょ。
でも言いたくなってしまう。
お金から受けるストレスのせいだ。
気が付きゃ妻の言いなりに。
ところが、旦那のタイプによっては「尻を叩く」で力を発揮する人もいる。
私は基本的に「優しさ」なんていらないと思ってます。
厳しさの中でしか優しさを見つけられないと思っています。
ずっと優しかったら「優しさ」はわからない。
だからある程度厳しい事を言った方が本人の為だと思ってます。
「お前の仕事は稼いでくる事だ!」
の中に隠されてる優しさは「仕事の事だけ考えても良いんだよ?」です。
妻は旦那に「仕事に集中出来る環境」を与えている。
旦那がバカだと「なに!?コノー!」と怒り狂うかもしれないけど、優しさにまみれて堕落した旦那など使い物になりません。
そんなバカな旦那にはちゃんと説明してやりましょう。
「お前の仕事は稼いでくる事だ!」の中身を。
言い方一つで旦那のやる気に火が付くかもしれない。
共働きの家庭が一般的な社会になりつつあるけど、近い未来に少しでもお金に困らない生活をしたいなら、今は頑張るしかないんです。
頑張るしかないのに甘えてるのはそもそもおかしな話。
そんな旦那には「お前の仕事は稼いでくる事だ!」と言っていいでしょ。
でもちゃんと伝わるようにする。
伝わってなきゃ悪口になってお仕舞いです。
男なんて基本はアホです。
子供です。
厳しさは絶対に必要です。
だから上手にコントロールしてやってください。
毎日本気で稼ぐ事に向き合えれば、いつか陽の目を見る事もあるんじゃないだろうか。
夫婦の正解。
稼ぎやお金の事をわしわしと伝えてきましたが、夫婦の関係は常に大事。
家庭の環境が整っていないと、それこそ稼ぐ事に一生懸命になれません。
無駄なネガティブは排除しよう。
いつも不機嫌な妻。
納得がいかない家庭。
仕事や稼ぐ事に懸命になれる状況じゃないと調子が狂う。
私はせっかく一緒に生活してるんだから、「帰りたい」と思える家庭であってほしいといつも思ってます。
頑張った日も、失敗した日も、チャレンジしようと思った日も、それが終われば気持ちよくリセット出来る家庭があってほしい。
時には厳しさも必要だ。
ダメだったり、良かったした一日をリセットして、また全力で立ち向かえる明日の為にも。
「旦那の稼ぎが少なくてさぁ。生活厳しいんだよねぇ。」
その原因は色んなところに点在してる。
それを一生懸命探して、見つけて、やっつける。
家庭は家族のもの。
全部を「旦那」のせいにしてもいいんだけど、たまには他の原因も探してみませんか?
人生なんて旅だ。
この先お宝を見つける可能性なんてクソほど転がってると思うけどな。
それを見つけられたら「正解」で良い気がする。
見つかるまでは、全部不正解。
また探さなきゃ。
宝探しに正解探し。
揉めてなんぼ。
ぶつかり合ってなんぼ。
見つけるまでは諦めない。
家族みんながそう思ってる家庭はポジティブだ。
もしかしたら、稼ぐ事より面白いかもしれないよ。
家族のチーム力があれば旦那1人じゃ乗り越えられない「低い給料」だってなんとかなるかもね。
どうか感想をください。