築き上げて来た信頼を一発で失った。
一つの失敗で見事に失った。
顔面蒼白。
どうしたらその信頼を取り戻せるのか。
誠意が伝わる謝罪か。
誰もが喜ぶ手土産か。
信頼を取り戻す新たな成果か。
全部必要。
でも今は、
時間を戻せるなら今すぐに戻したい。
だけど戻せない。
戻せない。
絶対に戻らない。
まずは気持ちの整理をしよう。
失った信頼は取り戻せない。
だけど新しく積み上げていくことは出来る。
「出来る」と「出来ない」をしっかり分けて考えよう。
これから信頼を築き上げていくことは出来る。
失った信頼を取り戻すことは出来ない。
同じような事だけど違う。
やっぱり「もう一度かぁ。」と思うかもしれないけど違う。
そもそも信頼なんて無かったところに築いたもの。
誰もが初めはゼロ。
ゼロからつい先ほどまで素晴らしい信頼関係を築いてこれたのだ。
もう一度出来ないわけがない。
自分を信じよう。
自分を信じてやれることを全てやろう。
戻らない信頼にすがるな。
もう一度築き上げていこう。
私は今、信頼関係ゼロの相手を目の前にしている。
結局、やるしかないじゃん。
信頼を築く為に必要な事。
取り戻さない。
一度失った信頼を取り戻そうと一生懸命になる。
焦る。
ついさっきまでそこに「信頼」があった。
だからどうしても諦めきれずにいる。
何か戻すきっかけさえあればすぐに元通りになると思い込んでいる。
そんなに簡単じゃない。
だから取り戻そうと思ってはいけない。
取り戻そうと思えば思う程焦って結果を求めたり、更なる失敗で他の信頼まで失う可能性もある。
失敗に失敗を重ねるなんて、焦り過ぎバカヤローになってしまう。
もし信頼を取り戻そうと相手にすがりつこうものなら、
「逆にウザイ」
と思われる。
ゼロに戻っただけの信頼がマイナスになってしまう。
「どうしたら信頼を取り戻せますか?」
なんて弱っちい質問をしてはいけない。
「もう一度ゼロから頑張らせてください!」
スタートを切る。
すがらない。
過去には戻れない。
すがったところで足元を見られてしまう。
自分を信じて、ゼロから積み上げていこう。
取り戻さない。
新しく作る。
その気持ち。
でもまだ、わかってはいるけど、
私は落ち込んでいるぞ。
真面目にやろう。
どうして築き上げてきた信頼が一発で崩れてしまったのか。
何か抜けていたのか。
何か足りなかったのか。
具体的に何がいけなかったのか。
答えが出るまで向き合おう。
答えが出たならその答え合わせをしよう。
答えを相手に直接聞けないかも。
それならなら行動で示せばいい。
原因がわかっているなら行動でも改善したことを示せる。
もっと真面目にならなくてはいけない。
どんな仕事をしていても、どんなに複雑な人間関係を抱えていたとしても、
真面目でなければそれを解決しようとも思わない。
誰かが「なんとかしてくれる」だろうか。
誰かが「なんとかしてあげるよ!」と思ってくれるような人間関係が築けているのか。
そもそも信頼を一発で吹き飛ばしたのだ。
誰かが助けてくれるような繋がりはないかもしれない。
時間が解決してくれるだろうか。
それは時と場合による。
今回崩れ去った信頼関係は、「時間の経過」で元通りになるのだろうか。
たくさん考えて、たくさん行動して、一生懸命になって、汗と涙でぐしゃぐしゃになって、それでも悩んで、でも努力して。
その姿こそが「誰かの気持ちを動かす何か」になるんじゃないかと思う。
真面目にやっているけど、どこか余裕ぶって、自分を過信して、常にやれば出来ると思っている。
やれば出来るだろうよ。
真面目にやれば出来る。
出来ると思う。
それでもダメなら、またその時考えてみよう。
「やってみよう」と思えたことが大切なんじゃないだろうか。
顔が良くて、スタイルが良くて、頭が良くて、運動神経が良くて、仕事も出来て、面白くて、かっこよくて、かわいくて、なにをしても出来る。
そんな奴は人間じゃない。
出来ない事があって当たり前。
それでも、
起こった事や起きてしまった事に対して真面目に向き合えば、誰かの心を動かせないんじゃないだろうか。
うまくいかない事に対して向き合わず、不真面目では何事も成せない。
自分の中で真面目にやらなくてはいけないこと。
絶対に不真面目に向き合ってはいけない部分。
それは、どこだ。
心を動かせ。
行動は気持ちから始まる。
人の気持ちを動かすのはいつも感動。
感動を与えられれば人を行動させることだって出来る。
失敗して、築き上げた信頼を一発で台無しにしてしまったとしても、
人の心は動かせると思う。
真面目な姿を見せるだけじゃない。
一生懸命やっている姿を見せるだけじゃない。
誰かに見てもらっている意識があればどこか「気を抜く」場所を探してしまう。
根本から変えないといけない。
でも、
心を入れ替えるなんて簡単じゃない。
人を動かすのが「感動」だとしたら、まず、自分が「感動」出来るような事をしなくちゃいけない。
自分は誰かを感動させられるだろうか。
どんな言動や行動を繰り返せば「感動」に辿り着くだろうか。
まだ出来る事があるんじゃないだろうか。
外から見た自分は誰かを感動させられる何かを持っているか?
持っていないなら作っていこう。
変えていこう。
誰かの心を自分が作り出した感動で動かせるくらい、
普段の生活から変えていこう。
結果は後からついてくる。
その結果が自分でも「感動」出来るようなものにしたい。
うまくやろうと思わない。
計画通りに人の感情を操り、自分を演じながら信頼を築き上げていく。
それはスパイのような職種の人がやればいい。
信頼を得るスペシャリストなら順序良く人間関係を作り上げていくだろう。
でも私は違う。
大した特技もない。
今までやり遂げた何かがあるわけでもない。
自信なんてあるようで、ない。
だから自信満々で「なんでも出来ますよ」っていう空気感を纏っていた。
大した結果も出したことが無いのに「偉そうだったな」と、今になって思っている。
なんでもうまくやろうとしていた。
だから大した失敗をしたこともない。
チャレンジをしていないのだから失敗もない。
だから今回大きく挫折した。
積み上げた信頼を一発で失ってようやく気が付いた。
自分の中では「うまくやっている」つもりだった。
でも結果を見れば信頼はゼロ。
うまくやろうと思い過ぎて失敗してしまったのかもしれない。
もしそれが原因だとしたら…。
「うまくやろう」をやめよう。
そして「とにかくやろう」に変えよう。
「とりあえずやろう」はダメ。
結果が出ないことをどこかで暗示している感じがする。
だから「とにかく」が必要。
「とりあえずやってみる。」
じゃない。
「とにかくやってみる。」
結果を出す気満々。
どうせ「うまくやろう」と思っても出来ないなら「とにかくやる」って言うようにしよう。
プレッシャーに押し潰されそうになるけど。
プレッシャー無しでは意味が無い。
私はプレッシャーが無ければ頑張れない人である。
一生懸命になれない。
むしろ自由時間になってしまう。
それだけ自分に甘い。
だからのほほんと生きてきた。
プレッシャーがかからないポジションにいつもいた。
プレッシャーがかからない場所で高みの見物をしていた。
偉くもないのに。
そこが大きな問題だった。
プレッシャーが好きな人なんてあまりいないと思う。
わざわざ緊張感がある場所に身を置く。
でも、
それが出来る人こそ大きく成長していくんだと思う。
スポーツの世界で言えば海外プレイヤー。
自分が育った国で同じことが出来るのに、自分のスキルアップの為に海外でプレイすることを選択する。
「結果を出すまで戻る気はない。」
あえて、自分にプレッシャーを与える。
自分の為に。
そうじゃないとサボる。
サボれば誰も感動させられない。
人の心は動かない。
成長速度が著しく落ちる。
世界の中心はいつも自分。
ビックマウスでもいいじゃないか。
自ら与えたプレッシャーに打ち勝てるようになりたい。
また新たに信頼を築いてみせる。
ゼロからやり直してみせる。
後に引けないプレッシャーが必要な時だってある。
まず自分を信頼しよう。
失った信頼は取り戻せない。
真面目に人を感動させたい。
うまくやろうと思わない。
プレッシャーに打ち勝つ。
その全てが出来るかどうかなんてわからない。
でも自分の事をもっと信頼しようと思っている。
出来るか出来ないかを考えて悩んでいるなら。
とにかくやってみる。
良い結果が出れば自分のことを更に信頼出来るようになるかもしれない。
何にもしないで結果なんて出ない。
それで信頼を失ったのなら、何かしなくちゃいけない。
良かろうが、悪かろうが、結果を出す。
「何かしなくちゃいけない!」って思うのはいつも大きな失敗を経験した時。
失敗をして、悩んで、落ち込んで、自分でも知らない自分に気が付いた時。
だからこそ変わるのだと思っている。
プラス思考っていうわけじゃなくて、そういう方向へ向かうしかないような感じ。
どちらかというとマイナス思考。
ずっとマイナス思考でいたいわけじゃない。
気持ちが悪い。
だから変わろうとするのかと。
信頼を取り戻すのではない。
ゼロからもう一度、築く。
一度でも出来たなら、何度でも築ける。
これはプラス思考。
結果は先にならないとわからない。
どうか感想をください。