マイルドヤンキーは進化の時を伺っている。
地元を想う気持ちがすごく大切なのは全国どの市町村でも重要視され始めた。
今まさにこれからの地元を支えていくであろうマイルドヤンキーが進化の時。
どこまで新しく地元に選ぶ人が増えていく中でどのくらいの仲間意識を持つことが出来るのか。
そして都会から離れて暮らしたいと感じている人達に対してどのような気持ちで迎えるべきなのか。
マイルドヤンキーが守ってくれている地元に新しい価値観が到来する日は近い。
インターネットの普及により、様々な場所で仕事が出来るようになっている。
おそらくこれからより多くの人々が都心を離れ生活するようになるだろう。
あなたがいる地元にも思いもよらぬ企業が来て、地域の設備やその他の環境に少し変化があるかもしれない。
そんな時に必要なのがマイルドヤンキーの力である。
マイルドヤンキーの力。
ネットワーク。
地元のネットワークを利用するスピード感はインターネットの普及を遥かに超えるだろう。
人と人のネットワークの繋がりが強く、末端まで情報が行き渡るのが速い。
この速度こそ「地元」だから出来るネットワークの作り方であり、そのスピード感や情報の共有は人々の安心として利用出来る。
回覧板ではなく、携帯を利用している分情報の量もスピードも桁違い。
最新技術と地元のネットワークの共有を見事にやってのけている。
問題とされている核家族化を食い止められる方法の一つとも言える。
それが地元のネットワーク。
だが、ただネットワークがあるだけではその情報は熱を持たない。
冷たい情報というのは人々を動かすには至らない。
マイルドヤンキーはそれすらもいとも簡単にクリアしている。
仲間意識。
仲間意識を一人ひとりが持つことでどのような情報にも熱がある。
マイルドヤンキーはそれを持っている。
普段の生活態度がどうのこうのではなく、この「情報の熱」が地元には必要なのだ。
暖かい情報や熱い情報は人を動かす力がある。
今タイムリーに自分たちの身に降りかかった問題だと意識させる為に大きな役割を持つ。
それが仲間意識。
その仲間意識があることでネットワークはさらに完全なものとなり、それぞれの生活に安心を与える。
それをマイルドヤンキーは本能的に行うことが出来る。
そしてその考えが根付き、当たり前のものになっている。
それがあるだけでも地元の人々の安心感は違う。
マイルドに言うならば間違いなく「思いやり」なのだ。
これからそんな地元に移住を考えている人が増えればさらにその力を発揮する時が来る。
問題は受け入れる覚悟とその姿勢にあるがこれまでの地元を守る功績を考えればこれ以上を望んではいけないくらいの大活躍である。
地元愛。
地元を愛するが故、地元以外のものに少し嫌悪感が感じられる時がある。
しかしこれは地元を守るマイルドヤンキーである以上常識的な部分。
それをどうにかしようとしてはいけない。
地元愛がなければ独自のネットワークも仲間意識も生まれない。
それを各地元の自治体がどう考えるかにもよる。
地元愛が強ければ強い程それを有効に活用出来る方法を考えるべきである。
独自のネットワークや仲間意識があるからこそ地元への愛があるのだ。
それを「ただ地元を愛している」と勘違いしてはならない。
地元愛は最大の武器であり最大の盾でもあるのだ。
守備範囲。
きっちりを決められているのかどうかは各地元にもよるが、大体の守備範囲が決まっている。
生活をする行動範囲とも言える。
言い換えれば、その範囲を熟知している。
おそらく地元のタクシー運転手と同じくらいの地域の情報や道路状況を知っているだろう。
その守備範囲の中で一番力を発揮するのは誰か。
間違いなくマイルドヤンキーだ。
ネットワークも仲間意識も地元愛も持っている存在が都会と呼ばれる地域に存在するだろうか。
他の地元から人が集まった都会と呼ばれる地域に存在するはずがないのだ。
いても数人。
その都会を地元とする人々だけである。
そして毎日ひっきり無しに人が出入りする。
その町が本当に住みやすいのだろうか。
本当に安心なのだろうか。
地域の守備のスペシャリストがいない地元に本当の安全は確保出来るのだろうか。
マイルドヤンキーには間違いなく力がある。
隅々まで届く目やネットワークがある。
間違いなく一国を築く程の強い力を持っているのだ。
都会と呼ばれる地域に住む人の変化。
都会と呼ばれる地域に住む人の変化でどれだけマイルドヤンキーの存在が求められているかわかるはずだ。
都会は非日常で構わない。
そもそも都心で暮らす人達のそのほとんどが地方の出身者と言われている。
仕事やなんらかの事情でやむを得ず地元を離れた人が多いのだ。
都心になるとそういった人達が住むような状況になっている。
しかし仕事の都合上やはり都心に会社を構えている方が便利なのである。
それが近年インターネットの普及により、何処にいても「出来る仕事」が増えてきた。
こういった背景があるからこそ都心に住む人達の中でも「都会は非日常で構わない。」という考えが生まれ始めている。
仕事というどうする事も出来ない縛りが緩くなったおかげで本来あるべき地元への想いを強めている。
地元に帰りたい。いづれ地元に住みたい。
そう考える人が多いのは事実だ。
安心を求めている。
これは都心に住む人だけではないが安全面での強化がどの地域でも求められ始めている。
安全に万全を期す。
「安心する気持ちの為」になるとやり過ぎということはない。
防犯カメラや警備の普及がその表れだ。
地域の繋がりが薄い。
どこかで都心に引き寄せられるように集まった人たちは土地勘が無いだけに信頼感を周囲に抱けないのだ。
そう考える人が多くなれば多くなるほど地域の繋がりは薄くなる。
地域の繋がりが薄くなればなるほど周囲に信頼感を抱けなくなる。
強い地域の繋がりを持った地元であれば安心と感じるのは自然な流れなのである。
家庭を持てば住む場所を選ばなくてはいけない。
都心で家庭を持つことになれば「子供の存在」により、「将来的」な考え方をしなければいけなくなる。
都心に住み続ける事が本当に「子供にとって良い選択なのか」を考えるのだ。
社会との繋がりをしっかり持つことが出来ればもちろんいいのだが、そう簡単に周囲の人を信頼出来るような地域になるとは考えづらいのだ。
そうなれば他の地域を選択することになる。
そして両親がいるのならその「地元」を優先的に考えるのも自然な流れなのだ。
もちろん都心には都心なりの家族間の繋がりはある。
繋がり方が複雑。
家庭を持ち、子育てをする環境に都心を選ぶとそれなりの繋がりを持つことになる。
マイルドヤンキーのような完璧なネットワークの上でその関係を築ければいいのだが、実はそうもいかない。
都心になるにつれて、子供を持つ家庭間の繋がりは複雑になると言われている。
何処に住んでいるのか。親はどんな仕事をしているのか。
子供が来ている服。習い事。
様々な要因が重なり合い繋がりを作る必要が出てくるのだ。
つまり優劣が存在するのである。
優劣がある家庭間の繋がり。
その繋がりを維持する為に必死になる親の気持ちは常に複雑である。
マイルドヤンキー進化の時。
都心に住む人達が持つ考えの変化を考えても「地元」への想いや考え方も同時に変化しているだろう。
今こそ「地元」にいるマイルドヤンキーは進化の時。
その力を更に高めてもらいたい。
「都心よりも地元の方が良い」
それをさらに証明する時が来た。
マイルドヤンキーの出番だ。
地域のネットワークを作り安心を届ける。
地域に広くネットワークを築ける人達は常に必要とされている。
同じ地域で育った仲間だからこその信頼感が礎になるネットワークはインターネットのような匿名性ではなく、確実な情報として広く使用することが出来る。
それは年々地域に根付いていくものであり、すぐに作れるようなものではない。
世代を超え、常に繋がりを持つ地域にすることは最大の安心と言えるだろう。
ここで言う安心とは情報を地域で共有するということだ。
地域とは言え、様々な問題は日々起こる。
その情報をいち早く地域ネットワークを使い広める。
そうすれば例え被害があったとしても地域全体でその脅威に立ち向かうことが出来るのだ。
代々引き継がれていくマイルドヤンキーが持つネットワークはそれほどの期待が持てる。
その情報の速さは地域に住む多くの人に安心と安全を同時に届けることが出来る。
彼らが都心へ出ていく、または他の地域へ出ていくことがあればそのネットワークを引き継ぎながら大きくすることは出来なかっただろう。
地域に根付くネットワークは自治体だけでは作れない。
それを彼らが代わりに、自然に作り上げている事実を知らなければならない。
そしてそのネットワークは地域の情報をいち早く届ける為に活用出来るのだ。
単なる噂レベルのことから大ニュースまで。
全ての地域情報が瞬時に全員に伝わる。
その為にも彼らの力が必要なのだ。
そして彼らは大金持ちになりたいといった欲求があるわけではない。
地元に住みたいのだ。
そろそろ自治体も立ち上がらなければならない。
彼らを支えていき、さらに大きなネットワークを構築する手助けをしなくてはならない。
税金の使い道の一つとして彼らの力を借りる時が来たのだ。
お年寄りの為に自治体があるわけではない。
若い力を育てることでお年寄りも守るのだ。
地域を熟知しているからこそ出来る治安維持。
彼らは地元で育った。
だからこそ地域の環境を熟知している。
道路状況も熟知している。
つまり、人の目が行き届かない場所まで熟知しているのだ。
地元で育ち地元で生活を送ってきたからこその情報を持っているのだ。
地元でも人の目が行き届きにくい場所をインターネットで調べて出てくるだろうか。
出てこないだろう。
ほとんどの情報が地元の名物的なものだ。
目が行き届きにくい場所を知っているのは彼らなのだ。
その彼らの知恵や情報を使うことで治安維持が最適化される。
警察を増やす税金の使い道が全て正しいとは限らない。
地元にいるからこそわかる治安維持は間違いなく必要なのだ。
そして住人からお金を集めているのであれば彼らの力を存分に使うべき。
尊敬に値するその地域の情報によって治安維持をするのだ。
一時的に募集するのではない。
自治体で雇うのだ。
それほどにマイルドヤンキーは地元の知識が深い。
そして地元を愛している。
その地元で活躍させる場を一時的に設けても意味はない。
そういう仕事を警察と同時にしてもらうのだ。
地元が大好きだからこそ地元でしか出来ない仕事を作るべきなのだ。
名物を作り、外部から人を集め、多くの税金を納めさせている場合ではない。
地域の安全安心が保証されることで外部から人が集まるのだ。
その結果多くの税金が集まるのだ。
名物品を作る事も得策だがその前の安全安心を確保しなければいつまでたっても売れるのは品物だけ。
商品に支配されているような地域に未来はない。
「住みやすい」を商品にするべき。
その上で特産品もあるのだ。
付録に全力をかけすぎて本質が見えていない。
彼らは大きな富が必要なわけではない。
幸せに暮らすための選択が得意なのだ。
そもそも人として幸せに暮らすことが人間としての本質であり大きな富を求めることではない。
自治体が好き勝手やりたいのであればその恩恵は彼らにも受けさせるべきである。
全住民が本当に納得のいく地域を作る責任があると自覚してほしい。
「何も言われないような自治体」はもう終わりにしよう。
彼らと一緒に攻めていく力が欲しい。
マイルドヤンキーにはそれがある。
最大の武器は仲間意識の強さとその繋がり。
マイルドヤンキーの最大の武器は強い繋がりを維持する仲間意識とそれに伴ったネットワークの大きさだ。
強い仲間意識があるからこそネットワークはその機能を最大限に引き出すことが出来る。
ただの紙っぺら一枚の連絡網などほとんど意味を持たない。
タウンページなど今さら誰が頻繁に使うのだ。
彼らが持っているネットワークやその仲間意識の強さを尊敬し、そして称えるべきだ。
地域には彼らをフル活用出来るリーダーが必要。
リーダーをやれる自治体が必要なのだ。
彼らから力を貸してもらえるようなリーダーが必要なのだ。
そういった地域には安心と安全と力がある。
そういった地元はすでにいくつも存在する。
だがインターネットに頼ればそれは見つからない。
地元にいなくては見つからない情報なのだ。
今、マイルドヤンキーは進化の時。
地元が育んだ宝なのだ。
ヤンキーなどと呼んでいる場合ではない。
地元の「エース」になる時が来るぞ。
どうか感想をください。