最近ゲームはあまりやりません。
アプリでタワーディフェンスのゲームくらいなものです。
でも、ゲームは好きです。
特にファイナルファンタジーシリーズは青春の1ページに刻まれております。
年代的に大ヒットしたのは「5」「6」「7」ってところでしょうか。
今でもその物語はしっかりと覚えております。
思い出深いです。
そんなファイナルファンタジーの最新は15です。
我が家にはプレステがありません。
プレステ4がありません。
だからプレイ出来ないわけです。
そこで、物語だけを追いながらyoutubeやらネットの情報やらで情報を集める。
そしてその情報を一本に繋げました。
自分の中でね。
で、
感動しちゃいました。
ネットを見ているとあまり評価が高くないかもしれないけど、色々調べた結果、私的にはめちゃくちゃヒットなわけです。
ネタバレサイトとかではないので断片的に紹介したい。
いや、どのくらい感動する物語なのかを伝えたいわけです。
あと、そこから考えたことも。
真の王が「やっぱつれぇわ」って言うのが良いのです。
超ざっくり説明するなら王子が真の王になる話です。
そこまでの経緯でさまざまな運命的な絡みがあるんですけど、それがなんとも、つらいんです。
とにかく「つらい」んです。
そのつらさが泣けるんです。
「やっぱつれぇわ」
ってセリフが一番有名なのかもしれないんですが、とにかくつらい。
そりゃ言うよ。って感じ。
その「やっぱつれぇわ」ってセリフを最後の最後まで引っ張るわけなんですけど、「真の王に」っていうなんか深そうなイメージで話は進む。
必殺の一言が「やっぱつれぇわ」ってのがなんか私的には感動したんです。
「王!」とか「陛下!」ってイメージじゃなくて、なんか、「出来の悪い息子が立派な人間になった感じ」がして。
でもつらい。
つら過ぎて、泣ける。
そのセリフだけ切り取ってもプレイしたことが無い人は全然わからないでしょう。
だからちょっと紹介したいんです。
実際にゲームをプレイしてないのに泣けちゃうんだから。
そもそも私がこういう話が好きなのもあるんですけどね。
物語のスタートは婚約相手に会いに行く。
主人公は現在の王の息子です。
王子ね。
この王子がなんかすごく子供らしい子供で「無理やり王子になった」って雰囲気を出す。
王位継承とか「興味ねー」って感じ。
物語は王子が3人の護衛を連れて婚約相手に会いに行くところから始まります。
王が絡むとなんか国と国同士の結婚っていう重苦しい雰囲気があるんですが、そういうイメージからどうしても「無理矢理にでも結婚しなくてはいけない」っていう雰囲気を醸し出します。
でも主人公はまだまだ普通の男の子って感じです。
なんならちょっと生意気。
3人の護衛は国に勤める傭兵的な存在感。
それなのにどこか友達っぽい。
そういう言葉遣いをする。
物語はそこからスタートする。
国の外に出ると旅が始まるわけです。
婚約相手がいる国まで向かう旅。
その国が結構遠い設定になっているわけです。
その道中で色んな事が起きるわけです。
色んな真実が明かされていくわけです。
護衛はただの護衛じゃなく仲間なわけです。
友達よりも絆が深くなるわけです。
真の王になる覚悟が「やっぱつれぇわ」に繋がるわけです。
成長と覚悟。
主人公の王子は旅をする途中で様々な真実を知らされます。
ただの王子だった主人公が真実を知り、旅を経て成長していきます。
その成長の先には真実を受け入れ、定めを覚悟する姿がありました。
徐々にテーマが壮大になっていく。
一人の人間として、王子として成長していく姿と、運命を受け入れる覚悟がそこにはありました。
最後の最後。
「やっぱつれぇわ」ってしょうもないセリフが壮大なテーマになぜかマッチするのです。
感動をありがとう。
そして私がこの経験を経て何が言いたいのか。
最近のゲームって作るのマジで大変じゃないだろうか。
ファイナルファンタジー15はボリュームが凄いです。
物語も映画のようなクオリティで作っています。
音楽も豪華オーケストラ。
昔とは比べ物にならない世界の広さ。
それを大迫力のCGで表現しながら作っていく側の気持ち。
わかりません。
更にそこにゲーム要素も加わるわけです。
「ただゲームを作る」っていう単純な話じゃなくなっているような気がする。
いや。
このボリューム。
一人で考えたら気絶するくらいの時間がかかると思うんです。
いや、一人じゃ出来ない。
一生を捧げる覚悟が必要になりそう。
そのくらい時間がかかる。
だって物語を作って、CGを作って、音楽を作って、さらにゲームも作る。
無理無理無理。
絶対に一人では無理なんです。
それぞれの技術を持った専門家が何人も集まって、何年も作り続けて、ようやく完成する大作なわけです。
ファイナルファンタジーなんて期待されて当たり前の作品だから余計にプレッシャーもあるだろうし。
批判もされるだろうし。
全世界で売れないと儲けなんてありませんわ。
ってくらいにお金を注ぎ込むんでしょうね。
何年もそれだけの人数の給料と環境を与えて、作品を作っていく。
どれだけの人が携わっているのかわからないし、どれだけの情熱を注ぎ込めば完成するまで続けられるのかわからない。
ファイナルファンタジー15が作られているってメディアから伝わって、実際に発売されるまですごく長かったイメージがある。
それだけ作るのが大変だってことなんでしょうね。
ハードのクオリティが上がればゲームのクオリティも上げていかなくちゃいけない。
最近のゲームって作るのマジで大変じゃないだろうか。
むしろ、大手しか作れないんじゃないだろうか。
大量の資金がいる。
ボリュームで勝てない分はアイデアなんだろうけど、天才的なアイデアが無いとダメだろうし。
最近じゃ個人で参加可能だった割かし簡単に作れるアプリの世界にも大手企業。
携帯電話のクオリティに合わせてしっかりそれなりのゲームを作る。
やっぱり時間をかけて作るものなんですね。
ゲームも人生も。
一人一人の力で支えている事実は変わりません。
私は別にゲームで一発当てたいわけではありません。
大手企業に挑戦をするつもりもありません。
どんなものでもその基礎的な部分を支えているのは一人一人の力です。
これは不変。
ファイナルファンタジーだけじゃない。
大手ゲーム会社だけじゃない。
全部そうなんです。
あれだけのゲームを作るには一人じゃ無理かもしれないけど、一人一人が頑張って自分に与えられた仕事をこなしていって、それを合体させてようやく完成。
「完成」させるには絶対に時間がかかるんです。
自分が今後、何かを完成させる姿を想像してみるとわかる。
そこまで辿り着くには絶対に時間が必要になる。
ひとりだろうが大勢だろうが大手企業だろうが中小企業だろうが「完成!」には絶対に時間がかかる。
それなのにまだ頭の中だけで「完成」を想像しているだけ。
私なんてそんなもんです。
覚悟しなくちゃいけない。
王子のように。
自分の人生を突き進む決意が必要。
人生は「やっぱつれぇわ」って思うんです。
だって完成するのに時間がかかるし努力を続けないといけないんだもん。
そりゃつらいよ。
でもその先にはとんでもない感動が待っている。
ファイナルファンタジーの世界にはそれが待っていた。
「やっぱつれぇわ」って誰でも言える軽い言葉かもしれない。
でもそれを感動的にする為の今を生きていかなくちゃいけない。
プレイしたこともないゲームの物語を知って、そこまで頭の中で考えて想像した私。
やっぱつれぇわ。
どうか感想をください。