私はネットサーフィンが好きです。
自分が知っている情報をより詳しく知れたり、「あれ?なんだったけなー」を解決してくれたり。
検索窓にただ調べたいことを入れるだけじゃなくて、そこからさらに派生して、より細かい検索をしていく。
こないだロボット掃除機のブログを書いたんですけど、私ならその時に、「性能」やら「一度に掃除出来る範囲」やら「家族構成との関係」やら「おすすめメーカー」やらを調べるわけです。
安い買い物じゃないし。
インターネットはそういった情報を調べたい時にすごく便利です。
ただ、もっと詳しく知ろうと思った時に、人によっては検索が上手に出来ないことがある。
私の両親です。
「自動掃除機」って検索窓に入れて調べて、全てがわかったような感じになっておりました。
これだと情報として、少し弱い。
それに浅い。
と言うか、検索窓が「本当に知りたいこと」を導き出しにくいんです。
「自動掃除機」って検索をしたとしても、その時に表示される情報の中からさらに単語をピックアップして検索をかけ直すことでより詳しい情報に辿り着けたりする。
私は「自分が知りたい情報の真相に迫っていく感覚」がすごく好きなんです。
そういう意味でネットサーフィンが好きってこと。
「自動掃除機じゃなくてロボット掃除機って言われているんだな」とか。
「様々なデザインやメーカーが出しているんだな」とか。
「ルンバは他と比べてこういう機能が優れているんだな」とか。
初めはざっくり調べた内容の中で「単語」をピックアップして、さらに深く調べていく。
そうすることで本当に自分が知りたかった情報にどんどん近づいていくんです。
検索窓が持っている能力をフルに発揮してもらえるようにするにはどうするべきか。
そのあたりを今日は少しまとめたいと思います。
両親の為にも。
検索窓はgoogle図書館の入り口です。
見出しだけだと意味がわからないと思うんですが、まず、検索窓を作っているのはgoogleです。
yahooの検索窓を提供しているのもgoogleです。
そのくらい「検索と言えばgoogle」です。
検索サイトによっては独自の技術で検索結果を表示しております。
具体的にはgoogleとyahooでも表示のされ方は少し違うんですけどね。
ネイバーまとめの記事が表示されたりされなかったりとか…。
細かいことは抜きにしても、本国で使われる検索窓の最大手がgoogleって認識で合っていると私は思っています。
で、図書館っていう表現が何かと言うと、
これは検索窓の先にある情報の量を示します。
これまでの歴史の中で発表された書籍を保管する場所が図書館とするなら、ネット上に公開されている様々な記事を把握しているのが検索窓ってことです。
膨大な量の記事の中で「検索窓に入れられた文字」をきっかけに探して来てくれるんです。
それは図書館に行って本棚を見ながら目当ての本がある場所を探している状態と同じだと思っています。
例えば「豊臣秀吉の歴史」が見たいと思っているのに、「豊臣秀吉の名前が出てこない時」はどうやって探しますか?
まず歴史の本棚に行く。
日本の歴史。
そして戦国武将の本を手にとってみる。
そこで「豊臣秀吉」の文字を目にする。
次は「豊臣秀吉の歴史だけが書かれた本」を探しませんか?
図書館に行ってもそういう探し方をしながら「自分が知りたい情報の核心に迫っていく」感覚。
検索窓は図書館に直接行くわけじゃないけど、そういう考え方を持って検索する方がより知りたい情報に辿り着けると思います。
そういう意味で検索窓はgoogle図書館の入り口なんです。
検索方法の質を考える時は自分が図書館にいるイメージを持ってみれば良いんじゃないでしょうか。
私の両親にもそう説明しました。
検索窓を図書館の管理をしている人に尋ねる感じで考える。
そりゃ具体的な単語が出てきた方が探しやすいわけです。
検索結果は人によって変わったりする。
これを覚えておいて損はありません。
最近は携帯端末を使って検索をする機会も増えました。
googleはそれを知っています。
携帯からの検索が増えていること。
そしてその携帯には様々な履歴が刻まれています。
その携帯を所持している人がこれまで調べたこと、興味がありそうなことが携帯の中には残っているんです。
だから携帯で検索をすると、端末によって検索結果が変わることがあります。
最近の時代はAIです。
学習します。
検索窓も学習します。
結局googleは「検索窓に何を入れたかだけ」ではなくて、「その人が知りたい情報を一発で導けるように」したいんです。
図書館に行っても迷わないように、「あの人の歴史が知りたいんだよなー」で「豊臣秀吉でございますね?」って導いてくれるような感じ。
でも違う人が調べると「徳川家康でございますね?」って感じで表示されることがあるんです。
これはシンプルに考えても、すげーことです。
深く検索する必要もなく、一番知りたい情報に一発で辿り着ける時代が来るかもしれないってことです。
検索窓は日々進化している。
検索窓っていうのはデザイン的に考えると、ずっと「文字を入れる囲まれた場所」です。
だからそれが進化しているかどうかは使っている側は全くわかりません。
ユーザーがする作業と言えばいつも文字を入れるだけですし。
でも検索の結果は日々変わっています。
それは今もこうして記事を読んでいる間にネット上には世界中で無数に記事がアップロードされているからです。
図書館で言えば新刊が次々に登場しているような感じ。
その莫大な量の新刊を図書館に仕入れていかなくちゃいけない。
もちろんAIです。
googleは自動的に世界中でアップロードされた記事を探し回っています。
botと呼ばれるプログラムらしいのですが、世界中に張り巡らされたインターネット網を常に動き回っている監視役みたいなものです。
「お?この記事、前に来た時はなかったな!追加しておこう!」
って感じでどんどん増えていくんです。
そういうシステムを持っている。
検索窓の先には莫大な土地を利用したサーバー施設もあります。
それも世界中に。
全世界からアクセスが集まるわけですからそれ相応のサーバーが置ける土地の確保と相当量のサーバーが必要なんです。
googleのサービスも検索窓だけじゃないですからそうなるとは思うんですけどね。
とにかく、
検索窓は日々学習しながら進化しているってことです。
検索方法の質を上げるとインターネットはさらに便利になる。
さて、本題です。
検索窓は進化している。
だからその内、自分が知りたい情報が一発で検索出来るようになるかもしれない。
ただ、検索方法の質はユーザー次第です。
「日本の歴史を知りたい」ってだけではやっぱりざっくり過ぎちゃうんです。
それにざっくりな知識はほとんどの人がすでに知っています。
さらに深く掘り下げて調べたりする時、どうしますか?
「的を絞る」んです。
どんどん的を絞っていく。
そうすることで私達は知りたい情報の核心に迫ることが出来る。
これは単に私達が検索をする場合です。
実はもっと便利になる可能性を秘めているんです。
私達が検索をして、的を絞っていく作業をすると、googleはそれを学習します。
つまり的を絞っていく感覚を学習するわけです。
多くの人が的を絞って検索をしていく中でgoogleもそれを覚えてくれる。
そうなると、近い将来、的を絞る前の検索で、「まるで的を絞ったかのような順番で検索結果が表示される」可能性があるんです。
はい。
更に便利になりました。
こうなる事が最高の状態なんじゃないでしょうか?
googleもきっとそのレベルを目指しているはずです。
図書館でお目当ての本を探している時間。
検索窓に単語を入れてはみるけど知りたい情報がなかなか出てこない時間。
無駄とは言いませんし、その「寄り道感」が好きな人もいると思います。
ただ一発でお目当ての情報がズラッと順番に出て来る検索結果はお見事としか言いようがありません。
私達「調べる側」の時間の短縮にもなります。
時間の短縮が出来れば寄り道をさらに楽しく出来るかもしれない。
そんな可能性を持った検索窓。
私達が検索方法の質を上げれば検索窓も学習して表示結果の質を上げてくるんです。
googleはすごい。
どうか感想をください。