「陰キャ」というブランディングに勇気をもらう私

小言

「私陰キャなので…」

この間テレビで誰かが言ってたこんなセリフ。

今や当たり前に使われている言葉なのかもしれないけど、私にはその意味が最初はわかりませんでした。

調べてみると、コミュニティの中で陽の当たらない陰キャラを指すような言葉らしい。

私の中では学生の頃クラスの中に一人はいるであろう暗い奴の事を陰キャと呼んでいるイメージです。

誰かが差別的な意味も含めて作ったようなこの言葉ですが、私の中では魅力的なフレーズに感じました。

それには理由があります。

テレビに出演している今をときめくモデルさんの口から「私陰キャなんで…」が飛び出したからです。

「実は…」みたいな言い方をしているけど、売れっ子のモデルが「陰キャ」だとカミングアウトする事で、これまでちょっと差別的要素があった「陰キャ」って言葉が、凄く魅力的な響きに聞こえました。

それはまるで大好きな芸能人が着る服は全てお洒落に見えるあの現象と似ていて、私はそもそも「陰キャ」の言葉の意味をちゃんと理解していなかったからか、余計に魅力的なフレーズに思えたんです。

凄く売れっ子の芸能人が、凄く可愛いあの子が、凄くカッコいいあの人が、「私陰キャなんで…」と言われてもまるでマイナスなイメージを持たない理由って何だろう。

むしろ手が届かない存在であった人の生活感を垣間見たような感じがして、逆に好感を持てたりする。

どちらかと言うと、根が「陰キャ」な私はそのセリフを聞いて、少し勇気をもらった。

ちょっと自信が湧いた。

「この人が陰キャなの!?以外だ。」でもおかげで親近感が生まれた。

それなら私にも…。

今回は芸能人などがキャラ設定やイメージ戦略に使うブランディングについて伝えたい。

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「後出し陰キャ」のパンチ力。

先に説明した売れっ子モデルの話だけじゃなくて、「私陰キャなんで…」というのは「後出し」にすると威力が増すと思っています。

急に夢から覚めるような衝撃がある。

「売れっ子になる」ってのは私のような一般人からすれば、超人的な才能を持っている人で、無意識に「陽キャ」と捉えてしまう部分があります。

売れっ子になれば多くのお金を稼げるだろうし、生活に困ってなさそう。

そういうイメージから勝手に「陽キャ」だと思い込んでいる。

別世界の住人だと思い込んでいた人がふと、テレビで言う「陰キャなんですよ…」は、急に私が住む一般人の世界へ舞い降りた天使のようなイメージを与えてくるわけです。

売れっ子を知る時って基本的に「売れてから」なわけで、私にとっては突然出てきた才能に溢れる人です。

共に育った地元の同級生のような同じ思い出をリアルに想像出来る存在ではない。

歴史を知らないから親近感も生まれない。

だからどこかで「子供の頃からずっと特別だったんだろうな」っていう感覚を持っているんです。

芸能人だけじゃなくて、音楽やスポーツにだ漫画や小説の世界も含めて、私達は「有名になってから知る」機会ばかりだ。

だからそういった人達が「陰キャなんで…」と後出しジャンケンみたいな事をすると、凄くパンチ力があるんです。

「実は…」みたいな驚きと共に、「同じ世界の住人なのか!」と親近感が出る。

会った事も無いのに友達になったような感覚になる。

そのパンチ力はブランディングとして、更に売れっ子になる要素の一つです。

だって、「応援したくなる」じゃないですか。

売れっ子になっても「陰キャなんで…」って。

まるで自分の弱点を公表したかのようなカミングアウト感があって、そういう部分を見せてくれたからこそ更にファンが増えたりする。

ファンって憧れを持つ人だけが獲得するものではない。

より多くのファンを抱えている人って「憧れを抱くような人」だし「応援したくなるような人」だし「一緒に頑張りたくなるような人」だと私は思う。

ファンを獲得する多くの要素の中に「実は…」みたいなカミングアウトから「応援」や「友達みたい」といった新たな感情を抱かせる切っ掛けが必ずある。

だって、売れっ子のモデルが「私陰キャなんで…」って言ったら、「完璧じゃないところがまた素敵!」とか言い出す人が出てくるでしょ。

ええ。

私です。

完璧な人に対して私は「憧れ」の感情しか抱きません。

が、「陰キャなんで…」の一言で「憧れ」と「親近感から応援」の感情を抱くようになりました。

その一言でファンになる人だってきっといる。

それが後出し陰キャのパンチ力だ。

「陰キャでええやん!」と勇気をもらえた事実。

売れっ子の「私、実は陰キャなんで発言」を聞くまでの私は、友達に「陰キャだからさ…」とこの世の終わりを感じさせるようなテンションで言われても、「一緒だよ…」と同調する言葉しか発することが出来なかった。

だけど今、「私、実は陰キャなんで発言」に影響を受けた私なら、友達に「陰キャだからさ…」と言われても、「モデルの○○だって陰キャだって言ってたよ!」と肯定的な返答が出来る。

これは別に友達を闇雲に励ましたいわけじゃなくて、「陰キャという言葉に救われたんだよ!」って事実を伝えたいんです。

言いたいのは、「陰キャでええやん!」って事。

何かが上手くいかないのは「陰キャ」のせいではない。

むしろ「陰キャ」でも夢を叶えられるし、大きな成果を挙げられる事実を伝えたいのです。

「そういう人だっているんだよ!」って。

正に今をときめく売れっ子が「私、実は陰キャなんで…」と言ってくれるだけで勇気をもらえる人がいます。

ええ。

もちろん私です。

何かに挑戦して、失敗を積み重ねながら成功を得た人が自ら言うんです。

「私は陰キャだ」って。

その言葉は、これまで「陰キャ」に縛られてきた多くの人達に勇気の火を灯してくれるのです。

そんなに大袈裟な事ではないかもしれないけど、私という一人のハートに火をつけたのは真実です。

「それなら私にも出来る!」

超分かり易い「同じ人間だもん!」って事実を違う言葉で感じる瞬間でした。

私にとっては「陰キャでええやん!」が妙にしっくり来た。

「自分が陰キャでも構わない」と納得させてくれた言葉なんです。

陽キャのおかげです。

世の中の全ての人を「陰キャ」と「陽キャ」に分けた時、どっちが多いと思いますか?

私は恐らく「陰キャ」の方が圧倒的に多いような気がしています。

なぜなら、多くの人が「根っから明るい」わけじゃないからです。

芸人だって本番の時は「陽キャ」だけど、楽屋では「陰キャ」だって話をよく聞く。

学生の頃なんて「陰キャ」と思われたくないから必死で「陽キャ」を演じている友達もいた。

後々カミングアウトして「あの頃は辛かった…」と相談されたことだってある。

陰キャは隠そうと思えば隠せるんです。

そう考えると、恐らく圧倒的に多いのは「陽キャ」でも「陰キャ」でもなく、「それ以外」なんじゃないだろうか。

もし「それ以外」って選択肢を与えてくれるなら、さっきは「陰キャ」と言ったけど、たぶん私は「それ以外」になる。

きっと多くの人が「それ以外」なんです。

でも「根っからの陽キャ」ってのが稀にいて、とてつもないポジティブな力を発揮するから、その力を持たない「陰キャ」が余計に目立つのです。

全ての人が「それ以外」であれば「陰キャ」である劣等感みたいなものは生まれない。

なのに人はなんでもかんでも比べたがる習性があります。

私だって「アイツよりはイケてるだろ」って自分しか満足しない比較をします。

精神安定剤とも言うべき比較を。

桁違いにポジティブで目立つ「陽キャ」がいるから真逆の存在である「陰キャ」が目立つのです。

悔しいけど、私は結果的に勇気を貰えた。

あの売れっ子モデルの発言で救われたような気持ちになった。

それは「根っからの陽キャ」が存在するおかげなのかもしれない。

自分らしく歩んでいこうぜ。

あの日、たまたまテレビを付けて、なんとなく観ていた私に訪れた「私、実は陰キャなんです発言」から舞い降りた勇気は、「自分らしさ」を肯定してくれました。

これまでは「陰キャな部分を見せないように」頑張ってきた私ですが、それは弱みでもなんでもなくて、「自分らしさなんだ」と感じさせてくれました。

夢や目標に「陽キャ」も「陰キャ」も「それ以外」も関係ない。

自分らしく歩んでこそ満足のいく結果を得られるのだと今は自信を持って言えます。

ええ。

結果はまだ出しておりません。

でも、これからはもっと自分らしく、自分が目指した目標に向かって、一歩ずつ進んで行きたいと思います。

もう30代も後半な私。

つくづく思うんです。

「今結果を出しても遅咲きか?」って。

でもね、自分らしく歩めない道など面白くない。

自分の人生の楽しみには必ず「自分らしさ」が関係している。

「陰キャでええやん!」

「遅咲きでもええやん!」

遅れて咲いた花でも、すごく綺麗なんだと信じてる。

楽しく行きましょうよ。

小言
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過小評価され過ぎアーティスト

過小評価され過ぎなアーティスト、「楽屋シンジ」さん。

この方、作ってる音楽は素敵なのに評価が低い。

むしろ誰にも評価されてない。

あまりにも残念なので応援したい。

ポップな音楽だから多くの人にそれなりの評価を貰えそうなのに圧倒的に露出が少ない。

なのでこのブログを通してお勧めしたい。

もったいないなぁとつくづく思う。

「楽屋シンジ」さんのYouTubeチャンネルを貼っておきますのでとにかく一回聴いてチャンネル登録してあげましょう!

みんなで!

あれんじ

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