「お前舐めてんのか?」
とは言えない。
熱くはならず、冷静に説明したつもりだが、やらない。
「はいー。」とか「了解すー。」とか言うけどやってない。
舐めてるのか?
いや、舐めてるとしか思えない。
そんな部下を抱える上司。
人間だから個人差があるのはわかる。
わかるけど多過ぎないか?
仕事として指示を出しても「人として嫌いだからやらない」って選択肢は結局「仕事してない」だから。
「なんで言う事を聞かないのかわからない。」
そんなあんたはダメ上司だ。
申し訳ないが、「部下に言う事を聞かせる」ってのもあんたの仕事。
キツイ言い方をするが、「仕事が出来ていない」って事になる。
「若いから」とか、「価値観が違う」とか、そんなのは当たり前。
今更言い訳にもならん。
あんたに求められてるのは「それでも言う事を聞かせる」だ。
いいか。
どんなに仕事は出来ても部下が言う事を聞かないならダメ上司なんよ。
それをなんとかしたいなら最後まで読め。
ダメ上司で何が悪い。
最後の最後で「私の上司はこの人です」って思わせれば良いんだよ。
迷うな。抱えるな。吐き出せ。
部下が言う事を聞かないんだから、アンタはダメな上司だ。
ダメな上司のくせして「出来る上司を演じる」ような事をしてるなら、正直、気持ち悪いと感じている部下は沢山いるだろう。
噛み合ってないなんだよ。
出来ない事を「出来る風」にしている姿が。
逆に滑稽に見えるんだよ。
アホな部下を従えたいならそれでいいかもしれないけど、少しでも優秀な部下であれば「この人はダメな上司だ」とすぐにわかる。
その条件の一つが「偉そうにしてるけど仕事が出来ない奴」だ。
見た目だけは紳士で「凄そう」に見えるが、中身は「立場だけで上司の仕事が出来ない奴」になる。
そんな上司に従おうと思うかね?
思わないでしょ。
言う事を聞いてもらえないだけですでにダメ上司なんだからカッコつける必要はあるまい。
ダメなんだから「なんで言う事を聞いてくれないんだ?」と迷う必要もない。
どうせ仕事も大して出来ないんだから多くの仕事を抱えるな。
出来ない事があるなら部下からでも教われ。
自分がダメな上司だと認めるべき。
「私は誰も言う事を聞いてくれないダメ上司だ。」
それを口に出しても構わないと思う。
だって周りから見ても「ダメ上司」なんだから。
それを口に出したところで周りの部下は「そう思ってるよ?」って話だ。
今までと何も変わらず「言う事を聞かない日々」はすぐには変わらない。
でも、自ら「ダメ上司」を認める事で徐々に周りの理解は得られる。
最初に言った「噛み合ってない」が無くなるからだ。
実に人間らしくなる。
と、同時に無駄なプライドも消える。
それを続けているうちに「助けてやるか!」と協力してくれる部下も現れる。
問題はお前がいかに「人間らしいかどうか」だ。
ダメなくせにカッコつけてイキるような事はするな。
自分に嘘をついてる奴を信頼してついてくる部下なんかバカばっかりだ。
そんな部下に言う事を聞いてもらったところで仕事は進まない。
部下がいる時点でチームとして仕事をこなしていかなきゃならないんだよ。
ダメなくせして踏ん反り返って部下に指示を出してる場合じゃない。
迷うな。抱えるな。吐き出せ。
部下があんたをチームとして意識してくれりゃ今より格段にマシになる。
部下はお前の駒じゃない。
たまたまお前が上司なだけ。
チームとして捉えてなんぼ。
支え合ってなんぼ。
本当の自分で話せない奴なんかについて行くのはアホだけだ。
くだらないプライドを捨てて部下じゃなくて仲間として接しろ。
お前はダメ上司なんだから。
立場に甘えんなよ。
リーダーシップの考え方。
言う事を聞いてもらうには「リーダーシップ」が必要不可欠だと言われている。
実際にそうだと思う。
グループには導く人が必要だ。
リーダーシップについては様々なビジネス本が出版されてるけど、どれもこれも昔ながらの考え方ばっかりだ。
まるで「リーダーたる者はこうしなければならない」って考え方を押し付けてくる。
ダメ上司のお前にビジネス本が唱える「リーダーシップ」が発揮出来るわけがない。
諦めろ。
巷で考えられているリーダー像は「ヒーローは遅れてやって来る論」ばかりだ。
普段はダメでも本気を出すと必ず力を発揮出来る。
漫画の主人公みたいな存在だ。
だけどお前はどうだ?
部下が言う事を聞いてくれないのにも関わらずイキって実力も無い。
立場だけのダメ上司。
そんなイメージを部下に与えている時点で巷で考えられている「リーダー」には到底なれないんだよ。
ところが!
ダメ上司なりのリーダーシップもある。
自分が「ダメ上司だ」と認められてもリーダーシップを発揮出来る方法はいくらでもあるんだよ。
つまり、誰でもリーダーにはなれる。
「リーダーシップ」ってのは「導く」って意味だけじゃない。
むしろ「リーダー」とか「上司」って言葉に翻弄されるな。
部下は「誰について行きたいか」って目線で上司を見ていない。
「誰と一緒に仕事がしたいか」なんよ。
リーダーシップって結局のところ、「人」です。
「リーダー」や「上司」じゃなくて「お前自身の評価」なんだよ。
「上司の言う事は聞くもんだ!」とか思ってるならマジでダメ上司だ。
一緒に働きたいと思える人間である事が一番のリーダーシップだろ。
下手くそなくせして考え過ぎだ。
上司の価値。
とは言っても、上司である事は間違いない。
って事は責任は常にある。
部下の責任をまとめて背負う覚悟は必要だ。
ただ「一緒に働きたい人」になれば必ず多くの部下が助けてくれる。
一人で背負わないように協力してくれる。
そうやって部下もまた次期リーダーとして成長していく。
ダメな上司の仕事を少しずつ背負い、理解し、やってみて、仕事を覚える方法だってある。
全部を上司が教えるわけじゃなくて、実際に分け合う事で理解していく。
部下がどんな育ち方をしようが、会社として「仕事が出来る社員」になってくれるのが望ましいんだよ。
「育て方」や「育ち方」はそんなに重要じゃない。
どんな事があっても、「私の上司はあなたです。」って自然に思ってくれる人がリーダーだ。
結果的にどんな上司よりも多くの優秀な部下を育てるのは「認められた存在」である。
仕事が出来る人だからって認められるとは限らない。
仕事が出来るだけで部下を育てるのは苦手な人もいるんだから。
逆に仕事が出来なくても部下を育てるのが上手な人もいる。
結果的に優秀な部下を育てられる方が上司としての価値は高い。
人の育て方はマニュアル通りになんていかないんだよ。
誰かの真似なんてするな。
マニュアルに頼り過ぎるな。
「誰よりも優秀な部下を持つダメ上司」って逆にすげーカッコいいと思うけどな。
常に「優秀な部下のおかげです。」って言える人は「ダメ上司じゃない」と思うけどな!
人間として魅力があるって思う。
ダメ上司なら共に成長する方を選べ。
どんなにダメな上司でも、多くの部下からの信頼を得る事は出来る。
優秀な部下に育てる事だって出来る。
ダメな上司ほど「自分のコピー」を作りたがる。
ダメな上司のコピーなんて最悪だ。
でも自分がダメ上司だと気が付いて、ちゃんと足りない部分を理解してればそうはならない。
ダメな自分を認められるってのは、同時に「自分に足りないもの」がわかるって事。
で、出来る事や出来ない事を理解し合って、支え合うのがチームです。
でもダメ上司は誰に何が出来るかどうかの把握すら出来てなかったりする。
だったら自分を含めてみんなで成長していく事だけを考えればいい。
自分が出来ない事は少しでも出来る部下に教えてもらったり任せたりする。
だって出来ないんだもん。
でも全部を投げてしまえば部下も嫌になる。
ところが自分でもそのスキルを身に付けようと努力していればその気持ちや姿勢はきっと伝わる。
「出来ないけどなんとかしようと頑張っている」って熱意が伝わる。
これってすごく大事。
部下が自ら上司の特性を考えて調整してくれたりするからだ。
今教えるべき部分と自分でやる部分の調整。
ダメ上司のおかげで部下が上手に仕事が回る方法を考えるようになる。
そうしたチャレンジが新しいスキルを身につけるきっかけにもなる。
仕事も出来なくて、部下にも慕われないダメな上司は部下と共に成長する道を選ぶべき。
それすら難しいなら自分の成長だけを考えろ。
部下を部下と思うな。
先生と思え。
敬え。
尊敬しろ。
気が付けば部下同士で考えたり、それなりの結果が出せるようになるかもしれない。
どれもこれも「ダメな上司のくせにひたむきに努力する姿を見せたから」だと思う。
地位に甘えるな。
成長を止めるな。
それも立派なリーダーの条件だろ。
最後の最後で上司になる。
部下を信じて仕事を任せるにはリスクがある。
そのリスクを上司の自分が背負うとなれば慎重にだってなる。
部下はなかなか信用出来ないもんです。
そんなのは当たり前。
だから上司がいる。
部下を束ねてミスが起きないように、仕事をうまく回せるように、上司がいる。
ところが、それじゃあいつまで経っても信用出来ないだけじゃなく、仕事も任せられなければ上司の仕事は増える一方だ。
それで更に言う事を聞かない部下だとすればネガティブだらけ。
でもね。
いつまで経っても部下を信じない上司が信じてもらえるか?
ここまで色々伝えてきたつもりだけど、それらを全て実行出来るならきっと部下は「ダメな上司だけど私の上司だ」って少なからず思ってくれているはず。
「ダメな上司」だけど「私の上司」。
言う事は聞いてくれないかもしれないけど、それぞれ責任感を持ってるって事じゃないか?
もしかしたら「あんたの言う事は聞かない!」って部下こそ自立しようとしてるんじゃないか?
信じてみたら?
で、仕事を任せてみたら?
失敗したらちゃんと一緒に背負う。
その姿だけでも「上司っぽい」んですよ。
世の中には「何も伝えない上司」もいる。
「自分で全部やる上司」も。
「ずっと喋ってる上司」も。
「仕事をしない上司」も。
私が部下だとしたらどいつもこいつも「ダメな上司」だ。
言う事を聞かないかもしれない。
でも、最後の最後で一緒にリスクを背負ってくれるなら、「ちゃんと上司だ」って思う。
どんなに嫌な奴でもそれだけで尊敬に変わる。
自分はどんな上司だい?
なんだっていいんだよ。
最後の最後で上司になりゃ。
言う事を聞かない部下がいる。
それでもあなたは上司なんだよ。
最後の最後で上司になるなら、どんな部下でも一緒だろ。
「言う事を聞かせるだけが上司じゃない」のは明らかだ。
めんどくさい事を考えるのはやめだ。
ダメなものはダメ。
良いものは良い。
人道を外れてないなら好きにやって、部下がヘマすりゃ助けてやる。
最後の最後で救ってやればいいじゃん。
上司に出来ることなんて、そもそもそんなに無いでしょ。
自分の親に何でもかんでもやってもらったか?
反発しなかったか?
良い上司なんか目指すなよ。
自分にしかなれない上司になればいいじゃん。
どうか感想をください。
この4月で課長二年目が始まる35歳ですが、まーダメ上司です 笑
一年目は色んなリーダーやマネジメントの本を読み、カッコイイ上司を目指して頑張ってました。けど部下に舐められるは、嫌われたくないあまりに強く注意できない軟弱上司に成り下がってます、、笑
けどこの記事を読んで、ダメ上司な、自分を認めること、マニュアルどおりのカッコイイ上司に囚われる必要ないなーと思えました、なんか少し悩みが軽くなりました!ありがとうございます。
これからはリーダーぶるの辞めて一緒に働きたい人であり、助けてもらえるリーダーで良いのかなと。
威厳とかより仲良し上司でも良いかなと、、とりあえず自分らしいリーダー像を模索してやっていきます。降格したら転職しまーす 笑
私もまだ30代ではありますが、聞いた話によると、50代になって初めて自由を意識出来るようになるんだとか…。それが本当なのかどうかはわからないですが、今人格とか、自分の将来とか、誰かの為にとか、頑張って、悩んで、一生懸命進もうとする日々があるなら、きっと50代は最高の結果が待っているんじゃないかと思います。私は30代の今でも自由を感じたいんですけどね。