一時的にモチベーションを上げることなら意外に簡単。「よし!やるぞ!」といった気合いだけで一瞬ならモチベーションを上げることは出来るからだ。でも継続的に高いモチベーションを保つことは難しい。ただその状態が一番好ましいのは十分にわかっている。でも「仕事だと」出来ないのだ。
「仕事」であることを忘れれば高いモチベーションを保つことが出来る。
誰にでもこれまで「熱中した何か(趣味)」の記憶や感覚は残っているはずだ。そしてそれは誰よりも得意な分野として今も感覚で残っていたりする。
ごく一部の人間だが、その大きなカテゴリーを仕事とする人がいる。
そのカテゴリーとは。
スポーツ、俳優、ゲーム。
誰が見ても「好きな事を仕事に出来ていいなぁ」って思う。私もたまにそう思う。
「大きなカテゴリ」を仕事とする人にはそう感じてしまう。うらやま視線だ。
それ以外の仕事に就く人でも「高いモチベーション」を維持し続けている人が多く存在するのも事実。
そしてその人はなにをやっても高いモチベーションを保つことが出来る人であったりもする。
なんでそんな事が出来るのか。
それが「仕事であることを忘れる」だ。「仕事」を忘れてはいけない。でも「仕事であること」を忘れるのは意外にも有利に働く。
そしてそれが良いモチベーションに繋がる。
ここでは「仕事であることを忘れる」の具体的な内容や効果、方法について紹介したい。
1.モチベーションを上げる為に「仕事であることを忘れる」
1-1.仕事をする理由
仕事をする理由は何だろう。考え方は人それぞれだし様々な理由がある。
- 「接客が好きだから」
- 「機械が好きだから」
- 「パソコンが好きだから」
- 「なんとなく就職した」
- 「仕事を選べなかった」
- 「アルバイトから社員になった」
- 「お金の為」
- 「ほしいものがあるから」
などいろいろな理由があるだろう。
人によっては「仕事はプライベートを充実させるツールだ」と考える人もいる。
だがそれ以上に大きな理由があると私は考えている。
それは
「仕事をする理由は全て自分の為」。
今紹介した全ての理由もこの「自分の為」に当てはまるのではないだろうか。
「家族の為」も例外ではない。
家族を幸せにしたいのは誰なのか。自分だからだ。
家族の幸せが自分の幸せに繋がらないと考えているならそもそも仕事なんてしないはずだ。
どこかで「自分の為」を必ず含んでいる。
キレイごとじゃない。当たり前の事。
自分の為という理由が最もモチベーション上がるからだ。
「他人の為に」と考える人もいるだろう。
だが「他人の幸せが自分の幸せ」なのだ。「他人の為に」が結局「自分の為にも」となる。
つまり「仕事をする」という行為自体が自分の為に繋がる。
まずは仕事という大きなカテゴリーをシンプルに考えよう。
役職、成績、責任、管理、人間関係。大変だ。
でもその全てが「自分の為」。
1-2.モチベーションが下がる理由
あなたがモチベーションを上げたいと感じた理由はなんだろう。これも理由は様々だし仕事の内容にもよる。環境や人間関係にもよるだろう。
でも共通している部分がある。
それは「自分でモチベーションが下がっていると感じる」からだ。
モチベーションが下がる理由は誰にでもある。仕事で起きる様々なネガティブがそうさせるのは当たり前とも言える。
逆に言ってしまえば「モチベーションは下がるもの」なのだ。
モチベーションが高い状態を維持するなんてなかなか出来るようなものではない。結局無理をしている状態になるからだ。
スポーツ選手にも「調子」が勝敗を分けることだってある。これもモチベーションの上下に関わる。それほどモチベーションが高い状態を保つことは難しいのだ。
「プロ」と呼ばれる人たちでもいまだに「調子」に左右されるのだから。
中には「モチベーションが高い状態をキープしているように」見える人もいる。
これは本人にしてみればモチベーションが高い状態をキープしているわけではなく、通常の上がっても下がってもいない状態をキープしているのだ。
言ってしまえば本人にとっては普通。だからキープ出来る。
もしかしたらあなたがモチベーションが低いと感じている状態は、他の人から見れば高い状態をキープしているように見えるかもしれない。
またはあなたから見て「あいつモチベーション低いな」と感じる人がそばにいないだろうか。
モチベーションは自分にしかわからない感覚のようなものでその上げ下げは見る人によっても変わる。
自分のモチベーションが下がる理由は「自分がモチベーションが下がっていると感じた」時だけなのだ。
1-3.大切なのはモチベーションを上げられるという感覚
モチベーションが下がっている。この状態を感じているスポーツ選手は多くいる。つまり調子が悪い状態だ。
でも絶対にモチベーションと共に調子も上げなくてはいけない。それが自分の為だからだ。
活躍しなくてはいけない。勝たなくてはいけない。
生活が出来なくなってしまうかもしれないからだ。
全て自分の為にそうしなければいけない。絶対にだ。
だがその道の「プロ」であるからこそ「モチベーションの上げ方」を知っている。
それも自分だけに使える方法だったりする。
何とかして調子を取り戻さなくてはいけない状況を何度も経験しているからだ。
気持ちや体調、環境やプライベートでどんな事があっても「結果」を残さなくてはいけない状況でモチベーションの上げ方を確立していく。
そして自分で「モチベーションは上げられる」という感覚を持っている。そうやってモチベーションをコントロールする術を感覚として養ってきた。
だからこそ結果を出せる選手になれるのだ。
モチベーションは「波を持つもの」と理解し、下がる感覚も上がる感覚も持っている。
何度も何度も波を経験して「モチベーションは上げられるものだ」と感覚として持っているのだ。
もしあなたが今モチベーションを上げたいと感じているならそれがどんな方法であっても「上がる感覚」として養っていくことが必要なのだ。
自分だけのモチベーションを上げるコツを知っていればコントロールすることが出来るようになるだろう。
1-4.仕事であることを忘れる
仕事をしていればモチベーションの波は誰にでも訪れる。仕事をしていなくてもモチベーションの波は訪れる。
そもそもモチベーションとは「やる気」を表す。
仕事に限らず「やりたくないこと」に「やる気」は出ない。当たり前だ。
仕事がやりたくないのに「やる気」が出るはずがないのだ。
だが先程伝えたように仕事をする理由を「自分の為に」と捉えたとする。
そうすると「仕事はやりたくない事」ではなく、「やらなくては自分の為にならないもの」になる。
少し未来の自分。出来るなら数年先の未来の自分の為に。必要だと感じるならモチベーションを上げなくてはいけない。
それは難しい選択ではないはずだ。
自分の中で本当はわかっていること。
今仕事をすることが将来の自分の為になる。それをもっとリアルに実感するべきなのだ。
そうなれば目の前の仕事も未来の自分が生きる為に必要なことだと言える。
今目の前にあるのが「仕事」というだけで、本質は未来の自分が生きる為。
未来の自分が生きる為なら「やる気」を出そう。モチベーションを上げよう。
未来の自分が幸せになる為に、「今」モチベーションを上げるのだ。
今目の前にある仕事にやる気を出すわけではない。全ては未来の自分の為に。
そういった感覚をもっともっとリアルに想像することで「仕事であること」を忘れるのだ。
そうすればおのずと仕事に対してのモチベーションも上がっている。
2.思うこと(まとめ)
~だ。とか~なのだ。とかそういう書き方になってしまったのにはわけがありまして。
最近自分でもちょうどモチベーションをどう上げていくかで悩んだことがあったわけですね。
それで余計に自分に言い聞かせるかのごとく書き進めていった結果。
~だ。とか~なのだ。が出来上がりました。新境地。
スポーツ選手とかがモチベーションを保つ為にやっていることを参考にしたりしたんですがね。
自分には合わず。カレーを毎日食べるとか。朝からステーキとか。乾布摩擦とか。そんなの無理だ。
毎日カレーも朝からステーキも乾布摩擦なんてやったことないし!と。
それで色々と調べて、こういうことが書いてある記事は見つからなかった。
ほとんどがありきたりなことで、誰かから聞いたようなモチベーションの上げ方。
つまりやる気の出し方ね。
それだとどうしても自分に合わない方法とかバシッとくる方法なんてない。
むしろ考え方の方に寄せていった方がいいような気がすると思い、ここに書き記すことにしました。
ほとんど自分に対して言っているようなものだけど。でも何か考えるきっかけとして使ってもらえるならとは思ってます。
仕事ってやっぱり出来ればやりたくないことだし、むしろやりたい仕事が出来てる人がどのくらいいるのかわからないけど、周りの人に聞く感じだと間違いなく、少ない。
だから実際にその少ない人たちの言葉を聞く機会なんて滅多にない。
さらにその好きなことを仕事にしている人っていうのは案外「仕事にすると辛いことだらけ」とコメントしてたりする。
つまり仕事っていうのは誰でもモチベーションと戦いながらやりたくない仕事でも頑張ってやっているんだと。
やりたくない仕事なのにどうやってモチベーションを上げるかっていう部分が「未来の自分の為」なのは一緒。
やりたい事とやらなくてはいけない事のギャップに苦しんで休業を発表したミュージシャンの女性がいまして。
本当はこんな自分ではないのに、仕事だとキャラ設定をしなくてはいけない。ピュアな路線に進まされる。
自分がやりたい音楽ではない。歌詞だって本当に言いたい事ではない。
でも続けなくてはいけない。ジレンマ。今はもう事務所はやめて自分が本当にやりたい音楽を頑張っている。取材はあってもテレビに出ることは今後ないかもしれない。
CDは出せても宣伝はしてくれないかもしれない。
でも何年もやりたくない音楽を続けていく中で今の音楽が作れる喜びを感じていると。
それは未来の自分の為にうまくモチベートしながら頑張ってきたからだと。(お金も溜まったことでしょう)
だとするとやっぱりどんなに好きなことも仕事にするとモチベーションが下がることがある。
その浮き沈みの中でも未来の自分を想像して、膨らませて頑張る必要があるそうな。
わかっていることだと思うが、やっぱり未来は今で出来ているという考え方。
それは間違いない。時間軸的にも間違いないんです。
目の前にある仕事が全てだと考えがちになると、どうしてもモチベーションが下がる。
でも未来の自分が幸せを感じる為にやらなくてはいけないことならモチベーションは下がりづらいはず。
簡単に上がるとは言えない。でも下手に下がることはないんじゃないかと。
例えば仕事の条件で辞めたいと思うことがあれば
「会社の辞め方を考えるなら。必要な条件と少しのユーモアを。」である程度のカバーを
例えばそれでも仕事はつまらないと感じるなら
「仕事がつまらないという考えをプラスに働かせる」で根気よくカバーを
まとめが長くなってしまって申し訳ない気持ち。
どうか感想をください。