ベルギーを応援するのは日本が強かったと証明してほしいから

小言

ベルギーには優勝してほしかった!

だって日本に大逆転をして勝利したチーム。

ベルギーを日本が追い詰めたとなれば結果的に優勝したチームを苦しめたチームになる。

 

「日本は強かった!」

 

って言ってもらいたかったのです。

というか。

この気持ちは何だろう。

ああいう試合をしたからこそなんだろう。

死闘を繰り広げた相手の事を次は応援する気持ちになる。

なんだこの気持ちは。

この気持ちは特別なんだろう。

なんか変な感じでけちょんけちょんにされていたり、余力を残して戦われていたらこんな気持ちになったのかと言われると…。

ならん。

断じてならんよ。

死闘を繰り広げたからこそ勝った負けたが活きる。

スポーツには本気を出し合ってぶつからなければ見えない景色があるのだと気付かされる。

余裕ぶってやっていても内面で燃え盛る闘志は誰でも感じるのだと気付かされる。

それで心が動いたのなら。

スポーツに求められるのは争い、勝ち負けをつけるだけではないと知る。

その先にあるのだと思いました。

本気でぶつかり合わなきゃわからないことだらけ。

うむ。

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本気でぶつかり合って勝敗を決める本当の意味。

マジクソで日本を応援していたからこそ悔しかったけど本気を出して逆転したベルギーにもドラマがあって逆転されたけど、大逆転されたけど、なんか、グッと来たんだよ。

スポーツで心を動かすのはいつも本気。

こっちもそもそも一生懸命応援してるスタンスですけどね。

とは言ってもですよ。

見ているとだんだん本気で応援したくなる瞬間ってあるんです。

これがね。

あるのです。

例えばですよ。

サッカーだけに限ったことではないんですけど。

自分が特に注目していなかったスポーツがあるとするじゃないですか。

むしろサッカーがあまり好きではないっていう人もいるはず。

でも選手たちが本気でぶつかり合って今まで生きてきた全てを賭けているような顔でプレーし続けているのを目の当たりにした時。

好きだとか嫌いだとか言っていた自分がどこかに行ってしまうことがあるのです。

もちろん選手によっては「うまい!」とか「強い!」とかも感じるんです。

身体能力的なもので才能っていうのを感じることもある。

それは誰が見てもわかるじゃないですか。

でもずっと見ているともっと違う面に気が付く領域に達するのです。

本気でプレーしている。

どんな気持ちで臨んでいるのか。

表情から。

動きから。

「上手い!」や「強い!」よりも、

 

「気持ちがその上に乗ってるプレーだ!」

 

と感じる時があるのです。

今回のワールドカップではそれを最強に感じ取れている。

単に歳を重ねてきたからかもしれん。

でもね。

それを感じた時に自分の心は間違いなく動いているし、サッカーだけではなくてスポーツってものが本当に素晴らしく感じる。

スポーツで勝敗を決めるのも大事。

でも私にとってはその先にあるこの何とも言えない感情。

気持ちっていうのは絶対にプレーにも表れる。

絶対に才能や技術の上に乗っかる。

それを含めた総合力で戦う。

そりゃ本気を出した方が強いに決まってる。

そして見ている側ものめり込む。

才能や技術の上に本気が乗っかる。

そうすると見ているこっちにも気持ちが乗っかる。

応援に気持ちが乗っかる。

そうすると何かを感じる。

なんだこの気持ちは。

この気持ちがなんだかわからないがとにかく「素晴らしい」のだ。

自分の中だけで素晴らしいのだ。

同じ時間を一生懸命注いでいる実感。

ワールドカップの試合が何時に行われるのか知っている。

夜中だから録画して見ようとはどうしても思えない。

どうしても思えないのです。

自分を騙して、「今始まった!」と頭でごにょごにょしてみる作戦もある。

それだとどうしてもなんか違う。

気持ちが乗っからないのだ。

でも今、まさに、試合が始まった。

そうなると応援の気持ちも乗っかる。

たぶん、現地で応援しているサポーターに関してはその気持ちが更に乗っかることだろう。

試合に、同じ時間を注ぐ。

本気で自分の人生の尊い時間を注ぐ。

そうして目の前で繰り広げられる試合には気持ちが乗っかる。

選手たちにその本気の気持ちが乗っかっているのならさらに乗っかる。

 

「一生懸命プレーしている姿を見て涙が出そうになる。」

 

そんな瞬間さえある。

同じ時間を注ぐことでそれがところどころで顔を出す。

選手たちは鬼集中状態だから自分の顔や動作について考えることは無いと思う。

でも気持ちが乗っかっているプレーを見ているこちら側は表情一つで感動し、気持ちの籠ったプレーを見ると響く。

響くというか、届く。

一つのプレーから気持ちごと応援している側に届くのだよ。

それは今、まさに、一緒に、同じ時間を注いでいるからこそだ。

勝ち負けは結果。

今一緒に注いでいる時間、そして気持ちが届いたプレーを見た時は勝ち負けよりも、

 

「とにかく頑張れ!頑張れ!がんばれー!」

 

それだけ。

本当にそれだけなのです。

勝ち負けの先。

でも勝敗は決まる。

応援している側のプレー。

少しひいきする。

試合が始まる前は特にそう思う。

でも試合の内容を見たらどうだ。

お互いが本気で、気持ちの籠ったプレーを繰り返し、追い詰められて、大逆転して、随所に「本気」の姿を見せた。

本気でぶつかり合った結果。

大逆転。

大逆転で負けた。

ワールドカップのベルギー戦。

前半はベルギーも余裕があるプレーをしていたと思う。

だけど日本は開始1秒から気持ちが籠ったプレーをし続けていたように思う。

ベルギーは「なんなく勝てる」と思ってたはず。

だって強いし。

FIFAランキング4位だし。

多くの人がそう思ってたと思う。

でもね。

選手達はマジで1ミリも「なんなく負ける」って思ってなかったんだと思う。

我々も応援する側としては1ミリも思ってなかった。

だから乗っかった。

気持ちが乗っかったんだと思う。

一瞬一瞬に本気が乗っかるとすこし早く走れるかもしれない。

本気が乗っかるとボールがなぜだか足元に収まるのかもしれない。

超集中状態で気持ちも最大限乗っかる。

 

日本はベルギーを追い詰めた。

 

後半で2点を立て続けに奪った。

そして誰もが思った。

絶対に選手達も思った。

 

「これは。勝てる。」

 

そこからのベルギーはどうだったか。

気持ちを乗っけてやるしかなくなったベルギー。

本気でやらないとマジで負けてしまう優勝候補。

そりゃ本気出すでしょ。

本気出さないとダメでしょ。

気持ちが先に逆転したのでしょうか。

そこからのベルギー。

 

鬼のような強さでした。

そして怒涛の3点。

大逆転でベルギー。

最強かと思った。

本気でぶつかってきた。

超デカい奴いたし。

超強そうなゴツいのもいたし。

やたら上手い奴もいたし。

そこに気持ちが乗っかってもうめっちゃ強かった。

 

そして私は気が付いたのです。

圧倒的なベルギー優勢の中で始まった試合。

始まってみれば日本が先に2点を取る状況。

誰が予想したでしょう。

そうなのですよ。

 

前評価に「気持ちと本気」は含まれない。

 

だから「何が起こるのかわからない」って解説者の人が言うのです。

実況の人が言うのです。

監督が言うのです。

選手が言うのです。

そして私も言うのです。

 

負けられないのはどのチームも一緒。

その試合に賭ける気持ちがすでに「次」に向いていたベルギーが追い込まれたのは間違いなく気持ちが乗ったプレーが強い事を証明したんじゃないかと思う。

決勝戦ともなれば「次」はない。

もし「次」を考えればそれは4年後だ。

 

決勝っていうのは「次」っていうのはない。

前評判は間違いなくどちらかが優勢になる。

でも次はない。

 

そうなった時ってどちらも初めから気持ちが乗っかっている状態になるわけで…。

どうなるんだろう。

そういう試合って一体何が起こるのだろう。

むしろ前評判通りになるのか。

いや。

もうどうなるかわからない。

全てのスポーツでそういった感情が生まれ、「意志」を与えているのだと思う。

その「意志」は勝っても負けても絶対に受け継がれていく。

適当にやって勝った試合で得たものよりも、本気でやって気持ちを乗っけて全部ぶつけて負けた試合の方が間違いなく得るものが大きい気がする。

明らかに強い「意志」が生まれる気がするのです。

優勝したのはフランスだったけど。